プレイレポート
[プレイレポート]戦う女の子たちを“おさわり”でねぎらう「おさわり勇者さま」は,カジュアルながら戦術性のあるバトルも特徴のRPG
本作は,異世界から女の子の勇者たちを召喚し,魔物が待ち受けるダンジョンを攻略するカジュアルRPGだ。イラストレーターの紅緒氏がキャラクターデザイン原案/監修を担当しているかわいい女の子のビジュアルを見て,注目しているファンも多いのではないだろうか。
リリース前に本作のβ版をプレイできたので,ゲームシステムやキャラクター,そして“おさわり”というキーワードがゲームにどう関連しているのか紹介したい。
「おさわり勇者さま」公式サイト
戦う女の子勇者たちを“おさわり”でねぎらう。戦術性のあるターン制バトルも特徴のカジュアルRPG
異世界から来訪した「魔王」を名乗る侵略者に対し,各国の軍隊は苦戦を強いられていた。魔王の領域である”ダンジョン”では,すべての現代兵器が効果を発揮しなかったからである。そんな追い詰められた状況を打破したのは,異世界から呼び出された「勇者」であった──。
物語が始まるのは,魔王が倒されてから10年後。残されたダンジョンからは今も魔物たちがあふれ出ていて,多くの勇者たちが今なお戦っている状況だ。プレイヤーは,そんな勇者たちを監督する「勇者使い(オーナー)」として,ダンジョン攻略に挑むことになる。
■登場人物紹介
【純粋勇者】シグルーンストーリー冒頭で間違って(?)召喚された,真面目で優しく気立てのいい女の子。かつて魔王を倒したとされる勇者の末裔。
【神聖勇者】アーニャ
高い治癒魔術の素養を持つ修道女。召喚されたことに運命を感じ,物語に出てくるような聖女を目指すようになる。豊かな食生活に戦々恐々としている様子。
【純粋勇者】シグルーン |
【神聖勇者】アーニャ |
【冒険家勇者】レト
陽気でちょっと姉御肌,そしてマイペースな猫獣人。お宝をこよなく愛し,光り輝く現代社会に目を輝かせ,二つ返事で勇者となることを承諾する。
【妖精勇者】ディアナ
誇り高く律儀で義理堅いエルフの女の子。精霊使いを目指し修行をしていたところを召喚される。地球の文化に感心を抱くが,故郷の森を忘れられず帰りたいと願っている。
【冒険家勇者】レト |
【妖精勇者】ディアナ |
冒頭はオーソドックスなファンタジーといった印象だったが,ナビゲーター役のハルカが出てくるあたりから“DMM GAMESのブラウザゲームらしさ”がググっと上がる。かわいい女の子がたくさん登場し,ラブコメ全開&セクシーなアクシデント満載な展開となるのだ。個性的な女の子たちの掛け合いがメインの,ひたすらに楽しいシナリオとなっているので,リラックスして作品世界に浸れるだろう。
予想できない展開にワクワクし,人の妄想をのぞいているような感覚が得られるシナリオは本作ならでは。抜群にかわいい女の子のグラフィックスと合わさることで,その魅力は何倍にもなる。
召喚された勇者たちは,心の力である「ソウルエナジー」を消費しながら戦っているのだが,勇者使いであるプレイヤーはある方法で彼女たちのソウルエナジーを回復させられる。そう,それがおさわり。戦いに疲れ,心の力を消費した勇者たちをおさわりでねぎらうことが,勇者使いの務めなのである。
ゲームの流れは,ガチャ要素となる「召喚」で勇者たちを仲間にし,「メインクエスト」に挑戦してストーリーを進めていくというシンプルなもの。メインクエストを進めると敵が強くなっていくので,キャラクターを育成して戦力を増強させていくというのもおなじみの仕組みだ。
バトルはターン制で,ゲームサイクルと同じく比較的オーソドックスなシステムとなっているが,敵の弱点を突くことでバトルが有利に展開する「ダウン属性」によって,基本はカジュアルなゲームながらやり応えを感じさせてくれる。
勇者たちはそれぞれ,打撃や炎といった属性別のスキルを所持しており,相手の苦手とする属性のスキルで攻撃すると,敵を「ブレイク」状態にして行動を止められる。さらに攻撃を仕掛けて3回ブレイクにすると無属性の全体攻撃「メテオバースト」が発動可能となり,敵全体に大ダメージを与えられるのだ。
一度クリアしたステージは,スキップして素材だけ入手できるので,そこまで周回に手間はかからないだろう。
全体的に,カジュアルに遊べるが,しっかり育成を進める必要があるという“やり応え”もある。育成が進んでいない序盤では,堅実にブレイクを狙っていかないと有効打を与えられず,結果,敗北してしまうケースも多かった。
最高レアリティ★3の勇者を2〜3人入れた程度では“ゴリ押し”で進められるステージは少なく,敵の弱点を突きブレイク状態にすることがなにより重要だと分かる。オート戦闘もあるが,これを活用するためにも属性の相性はしっかり確認しておきたい。
バトルはまず先にに敵のダウン属性を見て,その弱点を突くスキルを持った勇者を配置して戦いに挑む。バトルのコツを掴むまで苦戦するかもしれないが,個人的にはやりがいと試行錯誤する楽しさのある難度という印象だ。
敵の弱点を突くというバトルの性質によって,レアリティに関わらず多くの勇者たちを育てることを求められ,気が付けばたくさんのかわいい勇者たちが。戦いを見届け,その疲れをねぎらううちに
多くの勇者たちとの絆が深まり,戦力となるキャラクターがどんどん増えていく。
この,“ガチで強いキャラ”を集中して育てるのではなく,一人ひとりを愛でているうちに自然とみなが戦えるようになっていくのが,「おさわり勇者さま」の何よりも面白いところ。スマートフォンブラウザに対応しているので,場所を選ばず楽しめる(さすがにおさわりは,周りの視線が気になるかもしれないが)のも魅力だ。サービス開始を迎えるその日から,カジュアルに本作を楽しんでほしい。
「おさわり勇者さま」公式サイト
- 関連タイトル:
おさわり勇者さま
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