プレイレポート
コロプラの新作ARPG「MONSTER UNIVERSE」体験レポート。アクションが楽しくなる騎乗システムや,スマホゲーらしからぬ課金方式に注目
体験会では試遊と共に,開発陣によるプレゼンテーションも行われたので,本稿ではその模様をお届けする。なお,体験会で試遊できた,コロプラのもう一つの新作「PRINCIPLES」(iOS / Android)については,別途記事を掲載して紹介している。こちらも合わせて一読いただけたら幸いだ。
コロプラのテクニカルデモ「PRINCIPLES」が本日配信。新境地を切り開く,フォトリアルなグラフィックスや立体音響に注目
コロプラの新作アクションゲーム「PRINCIPLES」が,iOSとAndroid向けに本日(2023年1月24日),リリースされた。同社の最新技術が組み込まれたテクニカルデモの側面を持つという本作。これまでのコロプラタイトルには見られなかった表現に注目だ。
アクションが楽しくなる騎乗システムや,スマホゲームらしからぬ課金方式に注目
本作の舞台となるのは,さまざまなモンスターが生息する絶海の孤島だ。その昔,島には「ヴォルザーク」という守護竜が君臨していたが,脅威となる魔獣「マグナ」が現れ,その戦いでヴォルザークは致命傷を負ってしまった。そして消え去る瞬間,ヴォルザークは9つの因子を島中に飛ばしたという。
そして,その瞬間に立ち会った少女「フィーナ」は16歳になり,島のモンスターの調査団に入団する。このフィーナこそが本作の主人公であり,プレイヤーは彼女と共に,ヴォルザーク復活のため島中を奔走することになる。
ちなみにこのフィーナという主人公,極度のモンスター愛にあふれた(こじらせた?)女の子のようで,その振り切れっぷりはいっそ清々しい。彼女と仲間とのやりとりも,本作の見どころとなること請け合いである。
ゲームとしてはフィールド探索型のアクションRPGということで,プレイヤーはフィーナとその仲間達を操作して,冒険を繰り広げていく。最大の特徴は,フィーナ達のパーティがモンスターに騎乗してフィールドを駆け回れる点だ。
騎乗できるモンスターは「マウモン」と呼ばれ,フィールドで倒して「ペアリング」を行うことで仲間にできる。ペアリングに成功したマウモンには,キャラクターの装備(剣,斧,槍,杖)との相性を一致させることで,騎乗して戦うことができる
戦闘では,キャラクターが自身の装備で戦うほかに,このマウモンのスキル――4方向いずれかのフリックで繰り出せる「フリックスキル」と,画面長押しで繰り出せる「長押しスキル」――を使ったコンビネーションが重要となる。組み合わせによっては強力なコンビネーションを生み出せるので,うまく活用したい。
なおパーティは最大3人で,アイコンのタップで操作キャラクターを切り替えるのも,戦闘のキモになりそうだった。
またマウモンは,さまざまな方法で強化も可能だ。キャラクターが持っている固有の「ハーツ」(いわゆるパッシブスキル)を伝授したり,ほかのマウモンと「交配」したりすることで,より強いマウモンを生み出せる。なおマウモンは400種類以上が存在しており,さらにパラメータの違いもあるため,「交配」の組み合わせは約1万5000種類も用意されているとのことだった。
気になる課金要素は,フィーナの仲間となるキャラクターを任意で購入する方式で,いわゆるガチャは採用されていない。購入した仲間はパーティに加えられるだけでなく,個々のクエストも楽しめるとのことだった。またレアリティが高いキャラクターは課金専用だが,レアリティ低めのキャラクターはゲーム内通貨でも購入できる。
なお,本作はアップデートによって少しずつシナリオやイベントが開放されていく,スマートフォン向けゲームの従来の方式ではなく,サービス開始の時点でエンディングまで遊べてしまう,一風変わった方式が採用されている。極端に言えば,無料の範囲内で遊んでいてもエンディングまで到達できるため,コンシューマゲームライクに遊びたい人にとっても取っ付きやすいタイトルとなっている。さらに後日配信されるPC版はゲームパッド操作にも対応しているそうなので,とくにオススメだ。
アクションRPGとして手触りがよく,収集や育成などツボを押さえた要素がたくさん用意された本作。今回の体験会でプレゼンテーションを担当してくれた,本作のプロジェクトリーダー・池田洋一氏も,「かなり物量でやり応えのある,スマートフォン向けにはあまりないタイプのアクションRPGになっています。ぜひ皆さんに楽しんでもらいたい」と話していたので,この記事で興味を持った人は,この機会に新作に手を出してみてはいかがだろうか。
※画像は開発中のものも含みます。
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