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「メイプルストーリー」がブロックチェーン技術で進化。「MapleStory N」のプレイテストで,次世代のMMORPGを体験しよう【PR】
日本でのサービスはまだ正式に決定していないが,今回のテストは日本からも参加可能だ。筆者も体験してみたので,プレイフィールや「メイプルストーリー」との違い,開催中のイベント情報などを紹介しよう。
「メイプルストーリー」がブロックチェーン技術で進化
「MapleStory N」は,ネクソンが2003年から配信中のPC向けMMORPG「メイプルストーリー」をベースに,後述するブロックチェーン要素を加えたタイトルだ。基本的なゲームプレイは共通しているので,「メイプルストーリー」での経験が役に立つ場面も多いだろう。
「メイプルストーリー」は,グローバルで2億5000万を超える累計登録者数を誇り,21年間にわたって愛されてきた。その魅力的なコンテンツを保ったまま,「MapleStory N」ではシステム面が強化されている。
管理されたドロップアイテム,ワールドの垣根を感じない設計,需要に基づいた価格調整,マーケットプレイスを通じたキャラクターの売買は,とくに印象に残った要素だ。ここからは,ブロックチェーン技術の導入によって何が変わったのか,順に見ていこう。
管理されたフィールドドロップ/ボスドロップ
「MapleStory N」では,フィールドモンスターのドロップが厳密に管理されている。エリアごとにドロップアイテムの種類と数量が決まっており,報酬ダッシュボードで詳細を確認できる。
例えば,本稿執筆時のカニングシティには「水の手裏剣」が約1773個残っていた。ドロップ率は0.008%で,1サイクル(20分)ごとに約1個補充される。
そして,人気のある狩場ではアイテムの残量が減ってドロップ率が低下し,人気のない狩場ではアイテムの残量が増えてドロップ率が上昇する。
短期間のゲームプレイで実感できる違いがあるわけではないが,長期的に見るとゲームバランスが自動で整っていくように思える。
また,ボスドロップについてはもっと明確な違いがある。
「メイプルストーリー」では,ボスを倒すとすぐに抽選が行われてアイテムがドロップするが,「MapleStory N」では,まずアイテムごとに「ラッフル(くじ)」の参加に対する抽選が行われる。
二段階の抽選となっており,アイテムを入手するにはラッフル自体の抽選にも当選しなければならない。
上の画像はボス「ジャクム」を倒したあと,確率50%の抽選に当たって「ジャクムの木の杖」のラッフルに参加したときのものだ。
ラッフル数量が270で,現在の参加回数が341なので,当選確率は今のところ約79%。ラッフルが行われる日本時間9:00までに参加回数が953に増えたため,最終的な当選確率は約28%となった。
ボスだけでなく,イベントや特殊コンテンツにもラッフル対象のものがあり,これらはラッフルダッシュボードで管理される。ラッフルの抽選は一斉に行われるので,結果を見るときはかなりドキドキする。
アイテムが無限に生成される従来のMMORPGとは違い,「MapleStory N」ではアイテムの発行数を管理し,その価値を維持している。装備を登録してステータスを上げられる「NFT図鑑」というシステムもあるので,単純な性能ではなく,希少さをもとに価値が決まることもありそうだ。
キャラクターのミント
「MapleStory N」では,ゲーム開始時にキャラクターの名前としてランダムな文字列が付与される。筆者の場合は「y6x6g5o5b9w8」という名前で始まった。そしてレベル30になって2次転職を完了すると,そのキャラクターを「ミント(Mint)」して自分で名前を付けられる。
ミントとは,ブロックチェーン上で発行することを意味する。プロセスは,キャラクター選択画面で「Mint」ボタンを押し,キャラクター名を入力し,数十秒待機するだけなのでシンプルだ。
ミントされたキャラクターは,さまざまなブロックチェーン関連の機能がアンロックされる。とくに注目したいのが「ワールド間の移動」だ。移動前のワールドで「キャラクターアンリンク」を押し,移動後のワールドで「キャラクターリンク」を押すだけで簡単に移動できる。
こうした機能は「メイプルストーリー」でも,「ワールドリープサービス」(外部リンク)として提供されているが,1回の利用に2000NEXONポイント(2000円相当)かかり,移動と移動の間隔を30日空けなければならないので,気軽に利用できるものではない。
一方,「MapleStory N」では料金が無料で,間隔も1日でいいのでカジュアルにキャラクターを移動させられる。これなら,一緒に遊ぶ相手にあわせて,その日に遊ぶワールドを決めることもできる。
この違いは,キャラクターのデータをブロックチェーン上に記録することで,サーバー間でデータを移動するコストが大幅に下がっていることが理由だろう。これまでのオンラインゲームにあった,「友達とサーバーが違って一緒に遊べない」「自分のサーバーの人口が減ってきた」といった問題が解決されていることに感動を覚えた。
アイテムのミントと強化
キャラクターだけでなく,ボスドロップをはじめとする一定以上の価値があるアイテムも,ゲーム内でミント可能だ。ミントされたアイテムは,「ウォレットインベントリ」に移すことができ,このインベントリはワールド間で共有される。なお,キャラクターの移動とは違って,アイテムの移動は間隔を空けることなく行える。
また,装備アイテムはミントされると強化が可能になる。その方法は,スターフォース強化,潜在能力,追加オプションの3種類。スターフォース強化は,成功すると装備の能力が上がり,強化段階を示す星が増える。潜在能力は,キューブを使用して装備にランダムなオプションを付けられる。
そして追加オプションは,転生の炎を使って装備にオプションを追加できる。「メイプルストーリー」のプレイヤーにはおなじみのものだ。
「MapleStory N」での新要素として,スターフォース強化と潜在能力では「ダイナミックプライシング」が採用されている。これは,すべてのワールドのプレイヤーがそのアイテムをどれだけ強化したかによって,強化費用がリアルタイムで変動する仕組みだ。
なお,強化費用は「力の結晶」で支払うが,これはゲーム内トークン(暗号資産)の「NESO」と交換できる。そして,NESOはゲームでドロップする「NESOLET」をミントすると手に入る。「メイプルストーリー」におけるゲーム内通貨「メル」のように,一般的に使われる通貨がNESOという認識でいいだろう。
スターフォース強化で「ジャクムの兜」を星1から星2にするのに約0.6NESOかかったが,この費用は1か月間で約0.5〜0.7NESOの価格帯を推移している |
潜在能力で怪しいキューブを使用するのに約0.4NESOかかったが,この費用も1か月間で約0.2〜0.6NESOの価格帯を推移している |
転生の炎を使った追加オプションの費用は固定されている |
ダイナミックプライシングは,先述したドロップ率に関する仕様と同じで,ゲームバランスを自動で調整してくれるように思える。人気の装備の強化費用が上がるにつれて,マイナーな装備の相対的な価値は増していくだろう。
既存のオンラインゲームでは,どうしても鉄板のビルドが生まれてしまうが,「MapleStory N」では多様な戦略を楽しめそうだ。
マーケットプレイス
ミントされたキャラクターやアイテムは,ワールドをまたいで使用できるだけでなく,「MapleStory Universe」のマーケットプレイス(外部リンク)を通じてプレイヤー間で取引することもできる。ここでも,先ほど紹介したNESOが通貨として使われる。
ちなみに「MapleStory Universe」は,「メイプルストーリー」のIPをベースに構築されたさまざまなアプリケーションを収容するために設計されたエコシステム全体を指す言葉だ。
ゲーム第1弾が「MapleStory N」という位置づけなので,将来的にはほかのゲームでもこのマーケットプレイスを使うことになるのかもしれない。
商品カテゴリは「NFTアイテム」「FTアイテム」「キャラクター」の3つに分かれている。NFTはNon-Fungible Token(非代替性トークン)の略称だ。武器や装備など,それぞれステータスに違いがあり,同じ名前のもので代替できないアイテムがあてはまる。
反対に,FTはFungible Token(代替性トークン)を意味しており,これには回復アイテムや経験値クーポンなどが該当する。FTアイテムは同じ名前のものに差がないため,「パワーエリクサーを100個買いたい」というようにまとめて注文しても問題は起こらない。
そこで「MapleStory Universe」では,FTアイテムの売買で株のようなUIを採用している。買う側は個数を入力するだけでフロアプライス(最低価格)で即時購入可能だ。
また,売る側は個数と販売希望価格を入力して注文する。すぐに売りたい場合はフロアプライス付近で,時間がかかってもいい場合は,表示されている気配値を参考にしつつ価格を設定しよう。
キャラクターのカテゴリでは,その名の通りキャラクターを売買できる。さまざまな使い道が考えられるが,単純に職業を変更したくなったときに,これまで使っていたキャラクターを売却し,新たなキャラクターを購入できるだけでも便利そうだ。
また,ほかのキャラクターに伝授できる「リンクスキル」目当てで,サブキャラクターが欲しい人もいるだろう。その場合,マーケットプレイスを活用すれば,育成の時間を節約できる。こうした需要が生まれれば,今度はキャラクターの育成が金策のひとつになるかもしれない。
実際にどのような経済が構築されるのかは,正式サービスが始まり,アイテムやキャラクターに真の価値が生まれるまで分からない部分が大きいが,MMORPGの新時代が訪れるのではないかと期待が膨らむ。
プレイテスト「Gear Up NOW!」開催中
本作に興味が出てきた人に向けて,ゲームの始め方も説明しよう。プレイテスト「Gear Up NOW!」は,日本時間11月29日18:00から12月23日9:00まで開催中だ。まずは,公式サイト(外部リンク)にアクセスし,右上の「Play Now」ボタンを押してほしい。
すると,ウォレットへの接続画面が表示される。これは一般的なオンラインゲームにおけるログイン/アカウント作成画面のようなものだ。ブロックチェーンゲームの初心者には,GoogleやAppleのアカウントを使って簡単にウォレットを作成できるFaceWalletでの接続をおすすめしたい。
ウォレットを接続したあとは,NEXPACE Game Managerのダウンロードが始まるので,それをインストールする。終わったら,再び公式サイトの「Play Now」ボタンを押してほしい。クライアントのインストールが行われ,ゲームがプレイ可能となる。
なお,初回起動時は言語が英語になっているが,ひとまずキャラクターを作成してゲームをスタートしよう。ゲーム内のオプションで言語を日本語に変更できる。
またテスト期間中には,特別な報酬が用意されたデイリーチェックインイベントも開催されている。モンスターがドロップするピンクの箱には「M」「A」「P」「L」「E」「S」「T」「O」「R」「Y」のアルファベットが1つ入っており,これを10種類集めるとチェックインが完了する。
そしてチェックイン回数に応じて,装飾アイテム,ペット,キャラクターを引き継ぐ権利が手に入る。チェックインできなかった日の分は繰り越されており,1日あたり最大20回のチェックインが可能だ。
回数 | 報酬 |
---|---|
5回以上 | 装飾アイテム「MapleStory Universe Original Outfit」 |
10回以上 | ペット「Universe Mushroom Pet」の交換券 |
15回以上 | 4次転職を達成したキャラクター1人を正式サービスに引き継ぐ権利 ※日本での正式サービスは未定 |
なお,「MapleStory N Play Quest」(外部リンク)をすべて達成することも,これらの報酬を受け取る条件となっている。これは,Web3プラットフォーム「Galxe」と連動したクエストであり,4次転職まで育成することや,指定されたコンテンツ/ボスのクリアなどが求められる。
今回のテストは,皆同じスタートラインとなっているので,「メイプルストーリー」のファンはもちろん,これまで「メイプルストーリー」を始めるきっかけがなかったという人にもぜひおすすめしたい。無料でプレイでき,専門知識も不要なので,ブロックチェーンゲームの第一歩にもぴったりだろう。共に,次世代のMMORPGを体験しよう。
[インタビュー]ネクソンのブロックチェーンプロジェクト「MapleStory Universe」とは。目指すは「メイプルストーリー」同様のハードルの低さ
ネクソンの子会社・NEXPACEによって展開されている,ブロックチェーンプロジェクト「MapleStory Universe」。そのコンテンツ第1弾「MapleStory N」が2024年内にローンチ予定だ。今回,このプロジェクトについてNEXPACEの事業開発提携部長 Angela Son氏にインタビューを行った。
「MapleStory N」公式サイト
「MapleStory Universe」公式X
「MapleStory Universe」公式Medium
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