スマホゲームのセルラン分析（2025年2月6日〜2月12日）。今週も1位は「ポケポケ」。昨年10月〜12月のパブリッシャ別世界収益ランキングも

　Sensor Towerのデータによると，2024年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約1兆2400億円にのぼる（関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国である日本で，いま最も売れているタイトルをはじめとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」だ。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2025年2月6日〜2月12日）

順位	前週	タイトル	DL数の成長率 （前週比）	収益の成長率 （前週比）
1	1	Pokémon Trading Card Game Pocket	-5％	-19％
2	5	ラストウォー：サバイバル	-14％	70％
3	7	モンスターストライク	68％	-1％
4	8	崩壊：スターレイル	32％	7％
5	2	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	-32％	-61％
6	9	ホワイトアウト・サバイバル	2％	11％
7	17	ONE PIECE バウンティラッシュ	-16％	54％
8	3	ドラゴンクエストウォーク	11％	-38％
9	125	遊戯王 マスターデュエル	168％	1220％
10	14	Fate/Grand Order	10％	19％
11	18	にゃんこ大戦争	7％	38％
12	13	プロ野球スピリッツA	-19％	6％
13	15	ロイヤルマッチ	20％	5％
14	16	原神	10％	-14％
15	12	荒野行動	4％	-34％
16	29	ヘブンバーンズレッド	33％	38％
17	78	恋と深空	-23％	240％
18	28	ゼンレスゾーンゼロ	4％	24％
19	24	Pokémon GO	-2％	0％
20	46	ブロスタ	7％	65％
21	22	パズル＆ドラゴンズ	-22％	-26％
22	51	アークナイツ	11％	77％
23	35	信長の野望 覇道	15％	12％
24	20	eFootball 2024	5％	-33％
25	31	ガーデンスケイプ	28％	3％
26	27	パズル＆サバイバル	16％	-4％
27	30	アーチャー伝説2	-23％	-5％
28	26	勝利の女神：NIKKE	-10％	-23％
29	4	LINE：ディズニー ツムツム	-15％	-79％
30	34	LINE ポコポコ	5％	-6％
31	36	トゥーンブラスト	23％	-4％
32	65	キングダム 頂天	6％	68％
33	19	あんさんぶるスターズ！！Music	-7％	-47％
34	10	ウマ娘 プリティーダービー	-5％	-66％
35	6	ブルーアーカイブ	-55％	-81％
36	39	メメントモリ	5％	-13％
37	23	プロジェクトセカイ	-4％	-46％
38	58	Identity V	4％	36％
39	11	学園アイドルマスター	23％	-70％
40	95	Pokémon Sleep	21％	119％
41	43	Top Heroes	39％	-11％
42	33	妖怪ウォッチ ぷにぷに	-20％	-32％
43	45	Age of Origins	-19％	-8％
44	56	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース	-3％	14％
45	52	ホームスケイプ	5％	3％
46	41	鳴潮	14％	-23％
47	38	Call of Duty: Mobile	9％	-35％
48	50	タウンシップ	25％	-12％
49	133	ドールズフロントライン2：エクシリウム	18％	188％
50	54	放置少女	8％	-10％

※データはSensor Towerから引用
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の実値は本連載では非公開

　国内収益ランキング1位は「Pokémon Trading Card Game Pocket」（iOS / Android。以下，ポケポケ）だ。前週比で収益を19％減らしたが，新拡張パック「時空の激闘」をリリースした週との比較と考えると，かなり収益を維持しているほうだろう。
　2月4日から実施中のエンブレムイベントや，2月7日から実施中のゲットチャレンジイベントなど，頻繁にイベントが行われている。


　「遊戯王 マスターデュエル」（iOS / Android）は，グローバル配信3周年を記念したキャンペーンを2月6日に開始した。3周年記念セットやジェムの割引セールが前週比1220％の増収につながった。


　「恋と深空」（iOS / Android）は，ガチャ「逃げ場なき明日」を2月10日から開催している。「セイヤ・虚構の妄想」や「レイ・瞬時の錯乱」が登場し，前週比で収益を240％伸ばしている。

スマホゲームのパブリッシャ別世界収益ランキング
（2024年10月1日〜12月31日）

　今回は，2024年10月〜12月の全世界におけるパブリッシャ別収益ランキングを紹介しよう。参考までに前期（2024年7月〜9月，関連記事）の順位と，各社における今期の最大収益タイトルも併記している。

順位	前期	パブリッシャ名	最大収益タイトル
1	1	Tencent	王者荣耀
2	3	Activision Blizzard	キャンディークラッシュ
3	4	Playrix	ガーデンスケイプ
4	2	Scopely	MONOPOLY GO!
5	8	Dream Games	ロイヤルマッチ
6	18	FirstFun	ラストウォー：サバイバル
7	6	Supercell	ブロスタ
8	11	Century Games	ホワイトアウト・サバイバル
9	7	Take-Two Interactive	トゥーンブラスト
10	5	NetEase	夢幻西遊
11	12	Playtika	Bingo Blitz
12	9	Roblox	Roblox
13	13	Moon Active	コインマスター
14	93	The Pokémon Company	Pokémon Trading Card Game Pocket
15	10	miHoYo	原神
16	15	Pixel United	Lightning Link
17	16	Netmarble Games	Marvel Contest of Champions
18	14	バンダイナムコエンターテインメント	ドラゴンボールZ レジェンズ
19	21	KONAMI	eFootball 2024
20	22	Electronic Arts	EA SPORTS FC MOBILE
21	19	AppLovin	Project Makeover
22	17	Niantic	Pokémon GO
23	24	Garena Games Online	Garena Free Fire
24	30	Microfun	ゴシップハーバー：マージ＆ストーリー
25	26	Light and Wonder	Jackpot Party

※データはSensor Towerから引用
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の実値は本連載では非公開

　2024年7月〜9月と比べて，2024年10月〜12月における世界スマホゲーム市場全体の収益は約1％減少し，Top25のうち収益を増やしたパブリッシャは13社，収益を減らしたパブリッシャは12社となった。

　Tencentは前期，「アラド戦記モバイル」が「王者荣耀」に匹敵する規模の収益を上げていたが，アラド戦記モバイルが大幅減収となったことで，再び王者荣耀が牽引する体制に戻っている。

　Dream Gamesは，2024年11月に新作マッチ3パズル「ロイヤルキングダム」をリリース。同社の看板タイトル「ロイヤルマッチ」のように，これから成長を続けていくのか気になるところだ。


　The Pokémon Companyは，ポケポケのリリースによって93位から14位まで順位を上げた。9言語に対応し，グローバルでも国内と同等以上のヒット作となっている。同社の収益におけるポケポケの占める割合は，国内で約90％，グローバルで約93％だ。


　また，Microfunのマージパズル「ゴシップハーバー：マージ＆ストーリー」も収益を伸ばし，同社は24位にランクインした。2022年にリリースされてから右肩上がりで成長を続けており，今期は全世界のスマホゲームで29番目の収益を記録。国別の収益シェアを見ると，1位はアメリカ（約42％）で，2位は日本（約7％）となっている。

「ゴシップハーバー：マージ＆ストーリー」ダウンロードページ

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Sensor Tower 日本語公式サイト

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