間取りが変化し続ける屋敷で“46番目の部屋”を探す。パズルアドベンチャー「Blue Prince」，2025年春にリリース。Steamでデモ版を配信中

　Raw FuryとDogubombは，パズルアドベンチャー「Blue Prince」を2025年春に発売すると発表し，最新トレイラーを公開した。

Steam「Blue Prince」

　「Blue Prince」は，大富豪の大叔父の遺産を唯一受け継ぐ主人公サイモンとなって，ホリィ山麓にある巨大なシンクレア邸で“46番目の部屋”を探す，一人称視点型のパズルアドベンチャーゲームだ。


　玄関から入ったホールには，設計図（ブループリント）が置かれており，その先の3方にあるドアを選ぶと，それぞれランダムにキッチンや廊下，休憩室，寝室，リビングルームなどの選択が提示される。ほかにも，チャペルや現像用の暗室，天文観測室など，一般の家にはないようなさまざまな部屋がある。
　これらの部屋を9×5（合計45）のマスに1つずつ並べていき，部屋にあるアイテムを獲得したり，パズルを解き明かしたりしながら，最後の部屋にある何かを探し当てることになる。


　部屋の中には，ドアを開けるための「鍵」，特定の部屋に入るための「クリスタル」，アイテムを購入するための「コイン」などがあり，事前に提示されるヒントを参考にして，自分に何が必要なのかを考えながら選択していく。
　部屋ごとにドアの向きが異なり，1つしかドアのない部屋も存在するので，行き止まりになって詰んでしまわないように考えなければならない。


　また，1つのプレイスルーは基本的に「50ステップ」に限定されている。1つの部屋に入ると1ステップとカウントされ，各部屋を何度も行き来しているとステップが減っていく。ステップも鍵やコインと同様に獲得できることはあるが，ステップを使い果たすとゲームオーバーとなり，その日は終了となる。翌日になると前日の間取りは消えてしまうため，また1から調査をやり直すことになる。
　何度もトライしながら，正解の間取りを見つけ出していくことになり，やり込み度も高そうだ。


　「Blue Prince」は，ハリウッドでグラフィックデザインに従事してきたというトンダ・ロス（Tonda Ross）氏が率いるDogubombが手がけるだけに，落ち着いた美しいビジュアルが光る作品に仕上がっている。Steamストアページの情報によると，英語のみのサポートになっているのが残念なところだ。気になる人は，公開済みのデモ版をプレイしつつ，ウィッシュリストに追加して続報を追っていこう。

「Blue Prince」公式サイト