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「龍が如くスタジオ」真島のマジ祭りFINALを東京・銀座で開催。ファンとクリエイターが,互いへの期待と感謝を伝え合う
会場の東急プラザ内イベントスペースは大盛況で,通路以外はファンでぎっしりの状態だった。「真島吾朗コンプリートボックス」の発売に先がけ,会場の一角には同梱物なども展示されていた。
「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」,パッケージ限定版「真島吾朗コンプリートボックス」のデザインが公開に
セガは本日(2024年12月12日),同社が2025年2月21日に発売を予定している「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」の最新情報として,PS5とPS4向けに展開するパッケージ限定版「真島吾朗コンプリートボックス」のデザインを公開した。パッケージは真島吾朗のイラストを配し,濃い紫色にゴールドを散りばめたゴージャスなデザインに仕上がっている。
午後になり,龍が如くスタジオ代表・制作総指揮の横山昌義氏,「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」プロデューサーの堀井亮佑氏,主人公の真島吾朗を演じる宇垣秀成さん,かつてトレジャーハンターだった酒場の主人・ジェイソンを演じる松田賢二さんが会場に登場すると,ファンとのフォトセッションを実施。その後,メディアの合同インタビューに応じてくれた。
──「龍が如く8外伝」の発売1か月前です。現在の心境はいかがでしょう。
堀井亮佑氏(以下,堀井氏):
「とにかく早くお届けしたい」という気持ちで一杯です。ゲームとしては渾身の1作で,アクションはシリーズでも屈指の爽快感だったり,新しい海戦バトルなども加わっていたりと,皆さんを絶対満足させるものとなっています。
宇垣秀成さん(以下,宇垣さん):
全国どの会場でも,お客さんたちに暖かく見守ってもらえてありがたかったです。そして,どの会場もものすごく天気が良かった! そのくらい僕は「晴れ男」なので,この作品も「快晴」,必ずや成功するだろうと確信しております。
タイトルに「外伝」と付いていますけど,「『8』の一方その頃,真島は」という壮大なスペクタクルを感じつつ楽しんでもらえるかと思います。
松田賢二さん(以下,松田さん):
「Pirates in Hawaii」の顔の1人として,6都市を回れたことをすごく光栄に思います。札幌から始まって,その間ずっとシリーズ作品を遊び続けていたんですけど,最後のほうはお客さんと同じ気持ちでイベントに臨めるようになった気がします。
実は密かに,会場でファンの皆さんがカバンに付けたり,着てらっしゃるグッズを見て,シリーズの歴史を感じるのが楽しみになっていまして。いつか,この「Pirates in Hawaii」という作品でも同じことを感じられたらなと思います。
横山昌義氏(以下,横山氏):
今日,東急プラザさんの前でタクシーを降りた瞬間,お客さんが建物の外まで並んでいるのを目にしまして,久々にこの熱気が戻ってきたんだなと嬉しかったです。神室町から始まった「龍が如く」シリーズが,ついに銀座にまでやってこれたことに感慨深さを感じていて。周りにはGinza Sony Parkとかあるじゃないですか(笑)。
今回,これまでにないほど遊びの広がりがあるゲームなので,これをお客さんがどう受け止めて楽しんでもらえたかが,今後のクリエイティブに大きな影響を及ぼすと思います。それら新しいものを世に発信していく1年後,2年後のことが,すでに不安だったりしますが,「龍が如く8外伝」は自信を持って送り出せる作品に仕上がったので,すっかり安心しています。
──ファンの方からは声援や声かけはありましたか。
横山氏:
むしろ話かけてきたりはせず,僕らの日常会話を邪魔しないように……という雰囲気を感じます(笑)。シリーズのお客さんたちはたぶん喫煙率,飲酒率が高いので,会場近くのそうした場では,僕らもけっこう気を使いながら話しているんですね。
松田さん:
(声かけに備えて)誰よりも「龍が如く」オタクになってやろうって思いでゲームを遊んでいたところがありますよ。
宇垣さん:
でも,実際には僕らを前にして緊張しちゃうファンの方がとっても多くて。勇気を振り絞って「桐生ちゃ〜ん!」の桐生の部分を「自分の名前に変えて呼んでください」と頼んできたりとか,そんな感じなんですね。あとは,名場面のセリフをお願いしますとか。 細かいニュアンスなんかは,何度もプレイしている皆さんのほうが絶対覚えているわけですから。逆にファンの皆さんのほうから,そんな僕を気遣ってくださることもあります。
横山氏:
本当に,こういったイベントはファンとの真剣勝負のようなところがあると捉えています。キャラクターの詳細な部分までも熱心に考察してくださるような人たちを,できればがっかりさせたくない思いがあるので,常に一生懸命やっているんです。
──「8外伝」は真島の総決算的な作品になりますが,宇垣さんはどんな思いを抱いていますか。
宇垣さん:
「龍が如く7」や「8」から入った人にとっては,真島は少ししか出ていないキャラクターなんですよね。2年ほど前のゲームショウのトーク番組で,「いつか(真島メインの)『般若が如く』をやってみたい」と言ったとき,即座に「ないない」と突っこまれましたが,それが今やこれほどの人気となり,真島がメインの作品も実現したわけで,本当に天にも舞い上がろうかという気持ちです。
作品に関わったすべての人たち,この場に集まってくださったファンのひとり一人に直接お礼を伝えようとしてしまうので,「マジ祭り」に来るとなかなか帰ることができないほどです。
──宇垣さんが感じた「8外伝」,最大の見どころは?
宇垣さん:
とくに,船での戦いのシーンに爽快感があるんじゃないかと思っていて。とにかくすごいスペクタクルですよ。
横山氏:
だいぶ大まかな話ですね。
宇垣さん:
だって,まだ言えないんだもん!(笑)
真島のノア少年に対する接し方も良かった。あんな男ですけど,本当に愛があふれる男でもあるんです。「龍が如く0」の頃から,そうですね。いろいろな人のことを好きになることができ,その間で苦しんでしまうんですよ。
横山氏:
これは余談ですけど,真島というキャラクターはシナリオの段階だと,それほどインパクトが出てなかったりしがちなんです。
堀井氏:
「この場面,大丈夫かなあ」とか,不安になることが多いですよね。
横山氏:
それが動きが付いて,声が付いて,音楽が付いて,場面が仕上がっていく中で,あのインパクトができあがっていく。そんなキャラって,なかなかいないですからね。真島の不思議なところです。
──松田さんは自身の演じたジェイソンや真島について,どのように感じられましたか。
松田さん:
枯れ木にもうひと花を咲かせたいという,僕自身の思いがジェイソンの演技にも出ている気がします。「またこんな日が来るなんてなあ……」というセリフがあって,そこが一番,自分を投影してる感じがある。あとは,我が子であるノアとのドラマも見応えあると思います。
真島については,いちプレイヤー目線から言わせてもらうと,「どこでも真島」なんかでダルがらみしてきて,「ウゼえなあ」って思うんですけど,だんだんと愛着が湧いてくるんですよね。
そして横山さんたちが話していたように,多くの人が関わることで真島という人物が成立するわけで。真島を通した向こう側に,作品に関わったすべての人の姿や,その人たちへのリスペクトを感じるんです。そういったことを象徴するキャラというか。
宇垣さん:
そのリスペクト,もっと演じている僕にも向けなさいよ!(笑) 松田さんは絵が描ける人なんですけど,僕の似顔絵がひどかったんですよ。
ファンの皆さんが絵を描いてくれる寄せ描きボードに似顔絵を描いてくれたのですが,それがまあ「がきデカ」みたいな顔で。しかも「バーカ」とか書き添えて。
松田さん:
それはひとえに愛。描いた本人としては,愛にあふれた絵のつもりです(笑)。……ずるいですよね,真島さんというキャラクターは。「そりゃ,全部持ってかれるわ」という思いです。
──本日はありがとうございました。
「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」公式サイト
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