「Civilization VII」では指導者を強化する経験値システムを導入。約100種類の装備アイテムが実装に

　Firaxis Gamesは，2025年2月11日に発売予定の「Sid Meier's Civilization VII」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch / PS4 / Xbox One）において，シリーズ初の「伝説」システムを導入することを，開発者日記#7で明らかにした。


　このシステムは，複数回のプレイを通じて進行状況を記録し，報酬を付与する「メタ進行」の仕組みを採用しており，全指導者共通の「基礎パス」と，各指導者固有の「指導者パス」という2種類のパスが用意されるようだ。

　パスのレベルアップには，ゲーム内で設定されたチャレンジを達成することで得られる経験値が必要となる。その報酬として，プレイヤーカードのカスタマイズ要素や，ゲーム開始時に指導者に装備できる「記念品」と呼ばれる特殊なアイテムが開放されるという。記念品は1人の指導者につき最大2つまで装備可能で，約100種類が実装されるとのことだ。


　例えば，基礎パスのレベル2で解放される「エア・ナシルへの苦情の粘土板」は経済属性ポイントを付与し，ハリエット・タブマンの指導者パスで解放される「ランタン」はスパイ活動成功時に無償の移住者ユニットを提供する。また「ブレンヌスの剣」は，和平協定で征服した居住地を返還する際にゴールドを獲得できる効果を持つという。


　Firaxisのシニアゲームデザイナーであるマット・オーウェンズ氏によると，このシステムは初心者への配慮や，プレイヤーの継続的なモチベーション維持を目的として設計されたそうだ。加えて同氏は，「プレイヤーが望む方法でゲームをプレイしたことに対して，自然に報酬を与えることを目指した」とも説明している。

　なお，これらの要素は基本ゲームに標準搭載され，一部のエディション特典を除き，追加課金による開放や進行の加速は実装されない方針となっている。また，マルチプレイでも記念品の使用が可能だが，プレイヤー間の合意により無効化できる仕様となっている。

「Sid Meier's Civilization VII」公式サイト