イベント
「HUNDRED LINE -最終防衛学園-」セッションレポート。SRPGの複雑な要素は最小限に,爽快感重視のバトルへ[TGS2024]
本作は,「ダンガンロンパ」シリーズで脚本を手がけた小高和剛氏が率いる,トゥーキョーゲームスの制作スタッフが開発している新作シミュレーションアドベンチャーゲームだ。発売日は2025年4月24日を予定しており,販売はアニプレックスが担当している。
セッションには,本作のディレクション&シナリオを担当する小高和剛氏と,プロデューサーの稲生舜太郎氏(アニプレックス)が登壇し,ゲーム概要の説明と実機プレイを用いたゲームシステムの解説を行った。
小高和剛氏(右)と稲生舜太郎氏(左) |
「HUNDRED LINE -最終防衛学園- 」公式サイト
小高和剛氏と稲生舜太郎氏による
実機プレイでのゲーム解説
セッションが始まる前,受付で渡されたのは本作に登場するマスコットキャラクター「SIREI」と「NIGOU」の“お面”だった。どうやらお面を頭につけて参加するというのが,本セッションの暗黙(!?)のルールのようだ。
かわいい……かわいいが本当に皆つけるんだろうかと迷っていると,すでにほかの参加者は全員お面を装着していて,すっかり出遅れてしまった。ちなみにこれは,TGS 2024のアニプレックスブースで配布しているので,ぜひゲットしてほしい。
セッションでは,まずゲーム冒頭のムービーが少しだけ公開された。小高氏によると,冒頭だけで約20分(アニメ1話分くらい)ものムービーが流れるそうだ。トゥーキョーゲームスはアニメや漫画も手がけていることから,そういった要素も入れたいと思ったのだという。
世界観については,主人公が暮らす「東京団地」は天井がドーム状になっている町であることが説明された。主人公たちにとっては空がないことが普通なのだが,なぜそんな町で暮らしているのかは物語を進めることで解明されるそうだ。
おおまかなストーリーはすでに発表されているとおり,「主人公たちが失った日常を取り戻すため,“侵校生”の襲撃から最終防衛学園を100日間守り抜く」というもの。かなり濃密な100日間になるだろう。
次に,実機プレイを通してゲーム解説が行われた。メインとなるアドベンチャーパートとSRPGパートのほか,自由行動パートを含むさまざまなコンテンツも用意されているが,今回はバトルシステムを中心にお伝えする。
バトルは,マス目で区切られたマップ上にキャラを配置し,移動させて戦うタイプで,行動時に黄色で表示されるマスがそのキャラクターの攻撃範囲,緑は移動できるマス,赤が攻撃できるマスとなっている。勝利条件は敵を全滅させることで,守るべき防衛タワーを壊されると敗北となる。
プレイヤーと敵が交互に行動するターン制で,行動時には画面左上に表示されている「AP」と呼ばれるポイントを消費する。APが残っていれば,同じターン内であっても複数回行動できる。しかし,キャラクターは1回攻撃すると疲労モードになるため,同じキャラクターだけを何度も行動させることは難しい。APは次のターンに持ち越せるので,APを使い切る前にターンを終了するのも手だ。
画面上中央の「VOLTAGE」ゲージは,敵を倒すことで溜まっていき,消費することで必殺技を発動したり攻撃力をアップさせたりできる。技の1つである「必殺学力」は,広範囲の敵を攻撃できるものの,発動後はキャラクターがスタン状態となり,次のターンでは行動できなくなるので,使いどころが重要とのこと。
なお本作では回復できるキャラクターが限られているため,仲間の命を犠牲にしながら防衛タワーを守ることが前提となるらしい。それもあってか,瀕死状態になると命と引き換えに必殺技が打てるようになったり,仲間が死ぬことでボルテージがアップしたりするのだ。ちなみに,バトルで命を落としたキャラクターは復活はできるものの,あとあと物語に影響があるかもしれないとのこと。
バトルの仕組みを聞くと戦略性が高いような気もするのだが,小高氏によるとシミュレーションRPGが持つ複雑な要素はできる限りなくして,基本的には爽快感重視のバトルになっているらしい。ただ物語が進むと,敵は正面から侵攻してくるだけでなく,こちらの周り360度から攻めてくるようになるそうだ。それを聞くと,高い戦略が必要な気もしてきた……。
最後に2人から,あらためて本作開発への意気込みが語られ,セッションは終了した。
明日9月28日から一般公開が始まるTGS 2024だが,アニプレックスのブースには,本作のキャラクターのスタンディや変身シーンを体験できるフォトスポットが用意されている。会場に来る予定の人はチェックしてみよう
「HUNDRED LINE -最終防衛学園- 」公式サイト
- 関連タイトル:
HUNDRED LINE -最終防衛学園-
- 関連タイトル:
HUNDRED LINE -最終防衛学園-
- この記事のURL:
キーワード
(C)Aniplex, TooKyo Games
(C)Aniplex, TooKyo Games