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ピクセルアートで描かれたロードトリップなシミュレーションRPG。YCJY Gamesが新作「Keep Driving」をリリース
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時は2000年代初頭。初めて車を購入した“あなた”(プレイヤー)は,遠くの国でフェスティバルが開催されると知り,地図で大まかなルートを定めて気ままな旅に出る。
高速道路にあぜ道,のどかな田舎道など,ルートにはさまざま選択肢があり,目的地までどのように車を走らせるかはプレイヤー次第。車のアップグレードやカスタマイズ,修理を行いながら,懐かしさのあるピクセルアートで描かれるさまざまな土地の風景に浸りつつ車の旅を楽しもう。
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道中にはヒッチハイカーたちが待っていることもあり,彼らを拾うことで社会に順応できない人,変わり者,途方にくれた人……といった各々の人間性やバックグラウンドを感じられる物語に触れられるという。その旅路はプロシージャルに生成され,1プレイ1〜4時間ほどのさまざまな旅を経験することで複数のエンディングが開放されていくという。
また,マシントラブルや道路のアクシデントといった車の旅ならではな出来事も発生する。車の積み荷やグローブボックス内の道具,自身のスキルなどを生かしてそれらに対処するのだが,それがRPGのターン制バトルのような仕組みになっているのも特徴とのこと。
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そんなロードムービーのような物語を楽しめる本作を制作したYCJY Gamesは,スウェーデンのヨーテポリを拠点とする独立系スタジオだ。2014年にChristopher Andreasson氏とJosef Martinovsky氏が立ち上げた同スタジオは,本作の原型とも思えるウォーキングゲーム「Keep Walking EP」(itch.ioのリンク)やクトゥルフ神話をモチーフとした「Sea Salt」(PC / Nintendo Switch)など,本作の特徴でもある緻密で美しく,そして懐かしさのあるピクセルアートが目を惹く作品を手がけている。
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Steamのページにも名前がある「断絶」「パリ、テキサス」をはじめ,「ストレイト・ストーリー」「リトル・ミス・サンシャイン」「ブロークン・フラワーズ」など「このあたりの作品の雰囲気かな?」というロードムービーがいろいろ浮かぶ本作は,サウンドトラックもその特徴の一つ。各トレイラーでHoly NowやWestkustといったスウェーデンのインディーバンドの楽曲が使われているように,ゲーム内でもそんな“地元”バンドの楽曲を鳴らして車の旅を楽しめるそうだ。
ゲームのビジュアルから醸し出される雰囲気的に,1990年代に日本でもブームとなったスウェディッシュポップをはじめ,口笛ソングで話題となったPeter Bjorn and Johnに上記の2バンド,7ebraといった2000年代〜現在のインディーポップの感じがとてもしっくりきそう(とくにドリーミーでエモーショナルで脱力感ある感じとか)。
2025年2月7日現在は日本語に対応していないが,ロードマップの説明によると“さまざまな機能のアイデアとより多くの言語やコントローラのサポートの計画”があるとのこと。本作に興味を持った人は,日本語のサポートの期待も込めつつウィッシュリストに入れておこう。
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Keep Driving
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