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“撃つ”ことで破壊ではなく創造する新感覚の探索アクションゲーム「Dreams of Another」,PS5,PS VR2向けで2025年内に発売決定
本作は,「破壊なくして創造はない」という哲学的なテーマを掲げた,三人称視点の探索型アクションゲームだ。通常のTPSのように武器で「撃つ」ことによってオブジェクトを破壊するのではなく,抽象化している散らばった世界を具体化して創造できるという。
本作のディレクターを務めるのは,「PixelJunk Eden」を手掛けたBaiyon氏だ。氏のメッセージも公開されているので,下記のリリース文で確認してほしい。
4Gamerの「State of Play 2025.2.13」記事一覧
『Dreams of Another』を「State of Play」にて発表!破壊と創造。幻想的な世界のアドベンチャー。
京都を拠点とするクリエイティブ・スタジオのQ-Gamesは、『PixelJunk Eden』のディレクター、マルチメディア・アーティストのBaiyonが手がける最新作『Dreams of Another』を、PlayStation関連の最新情報を公開する公式配信「State of Play」にて発表し、アナウンストレイラーを公開しました。
本ゲームは「破壊なくして創造はない」という哲学的なテーマを掲げた、新感覚の三人称探索型アクションゲーム。通常のTPSゲームのように武器で「撃つ」ことによりオブジェクトを破壊するのではなく、「撃つ」ことで抽象化している散らばった世界を具体化して創造することができま す。シューティングゲームの常識を覆すようなその独特な体験が、あなたを未知の次元へと連れて行ってくれるでしょう。本ゲームは2025年にPlayStation5とPS VR2にて発売予定で、ウィッシュリストの追加を開始しています。
■アナウンストレイラー
https://youtu.be/x44DTZLlNLw
『Dreams of Another』について
・「撃つ」ことで破壊するのではなく、「撃つ」ことで創造する革新的なゲームプレイ・ポイントクラウドというユニークなテクノロジーによって描かれた幻想的な「夢の世界」
・「パジャマの男」と「彷徨う軍人」を中心に、不思議なキャラクターやモノたちと会話しながら進む抒情的なストーリー
・人間社会の疑問を不思議な視点で浮かび上がらせる、様々なモノたちが話すユーモアに溢れたセリフ
・ディレクターBaiyon自身が手掛ける感情を揺さぶる実験的なサウンドトラック
・PS VR2でも革新的なポイントクラウド体験が可能
・PS5 Pro Enhancementに対応し、高解像度化により鮮やかで滑らかなポイントクラウドを表現
■ウィッシュリストはこちら
https://store.playstation.com/concept/10009629/
ディレクターBaiyonからのメッセージ
ゲームを愛してやまない方々、お久しぶりですBaiyonです。
僕も皆さんと同じくゲームが本当に大好きな人間なのですが、さまざまなメディアを横断しているクリエイターとして、ゲーム愛をふんだんに織り込み、共有できるようなゲーム作品を作ることは出来ないだろうか?とずっと考えていました。
その結果生まれたのが今作『Dreams of Another』です。
ゲームに存在する形や伝統のようなものを、リスペクトを持って様々な視点(時には逆から)探求し続けた結果、とても面白いものが出来ました。
銃で破壊をしているが、実際は創造している ― まるで絵を描くように何かを生み出しているような感覚になるゲームを作れないかとチームと試行錯誤して作り上げました。
今回はアートやサウンドに加えて、企画を一から産み出すことに始まり、新たなチャレンジとしてストーリーも全て手掛け、キャラクターやモノたちのセリフも日々の疑問や葛藤などを折り込んで作り込みました。
ゲーム内で様々なキャラクターやモノが伝えようとしていること...私にとってそれはまるで歌詞のようなもので、それに合わせて自ら作曲した結果、生まれた唯一無二の一体感を楽しんで頂けたら嬉しいです。
Baiyon プロフィール
サウンドプロデューサー/DJ/アートディレクター/グラフィック・デザイナーと様々な顔を持つ京都在住の日本人マルチメディア・アーティスト。2004年米ドキュメンタリー映画「MOOG」に楽曲を提供しデビュー。自身の運営するレーベル「Descanso」を軸に様々な音楽活動を行っている。オリジナルの楽曲のリリース、様々なメディアへの楽曲提供、コラボレーションを行ない、独自のスタイルで「Ricardo Villalobos」から「ストリートファイターII」までジャンルを横断した非常に幅広いRemixも手掛けている。グラフィックの活動も盛んで、物語性のあるデザインは、様々なメディアで起用され、アートワーク提供、キャラクターデザインなど様々なコラボレーションを行い、現在はオリジナルアパレルブランド「Whisper Not」も手掛けている。2008年アート、サウンドを手掛けたQ-gamesとコラボレーションで制作したPlayStation3ソフト「PixelJunk Eden」を発表し、独特のアートとサウンドが融合した世界観が大きな反響を呼ぶ。それ以後、積極的にコラボレーションを展開、「LittleBigPlanet2」などのサウンドデザインを手掛け、米のゲーム専門誌「Game Developer」マガジンにてゲーム業界の重要人物50人に選ばれる。2016年Q-Gamesクリエイティブ・ディレクターに就任。 iOS/Android用タイトル「Eden Obscura」(2018)、「PixelJunk Eden 2」(2020)のゲーム、アート、サウンドディレクターを務める。
グラフィック/プロダクトデザイン等を連動させ音楽だけではなくヴィジュアルを含めた世界観を提示し、それらが世界中で非常に高く評価されている。
■PlayStation BlogにBaiyonによる記事が公開
発表と共に公開されたPlayStation Blogにて、ディレクターのBaiyonによる記事が公開されています。
https://blog.playstation.com/
『Dreams of Another』基本情報
タイトル:Dreams of Anotherメーカー:Q-Games発売日:2025年
ジャンル:アクションゲーム、アドベンチャーゲームプレイ人数:1人
プラットフォーム:PlayStation 5, PS VR2
対応言語:日本語 / 英語 / フランス語 / イタリア語 / ドイツ語 / スペイン語 / スペイン語 (ラテンアメリカ) /
アラビア語 / ポルトガル語 (ブラジル) / ポーランド語 / ロシア語 / 韓国語 / 中国語(簡体字) / 中国語(繁体字)
Q-Games について
Q-Gamesは、京都の中心部に位置する独立系クリエイティブ・ゲームスタジオ。人気シリーズであるPixelJunkのフランチャイズと『トゥモロー チルドレン フェニックスエディション』や複数のStar Foxタイトルで知られる、初代スターフォックスやその他のヒット作を手掛け、ソニーや任天堂の技術分野ではリード開発者として活躍した、業界の伝説的人物ディラン・カスバート氏によって2001年に設立された。あらゆるプラットフォームで革新的なゲームを企画制作し、また同時に京都や海外のインディーゲームコミュニティの発展にも力を注ぐ。 PixelJunk Monsters、Nom Nom Galaxy、PixelJunk Edenなどのヒット作をはじめとする20作以上のオリジ ナルタイトルが、ほぼすべての主要プラットフォームで発売されており、また、ゲーム業界の大物たちともコラボレーションを積極的に行い、感動と革新を与え続けている。Q-Gamesが2013年にスタートさせたBitSummitは年々規模を拡大し、日本最大のインディーゲームイベントに成長。ディラン氏が本イベントの代表理事を務めている。
- 関連タイトル:
Dreams of Another
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