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印刷2018/09/22 03:16

プレイレポート

[TGS 2018]インディーゲームコーナーでビビッときた「No Straight Roads」と「Fight Knight」を紹介

 東京ゲームショウ2018の会場である幕張メッセのホール9では,今年も広いスペースを使ってインディーゲームコーナーが設けられている。ここに出展されている作品は100を超える,本稿ではそれらの中から,ひと目でビビッと来た2タイトル「No Straight Roads」「Fight Knight」を紹介しよう。


ROCKとEDMの戦いを描くリズムアクション

「No Straight Roads」


 No Straight Roadsは,インディーズロックバンドで活動するギタリストのMaydayとドラマーのZukeが,巨大なレコード会社EDMと戦うリズムアクションゲームだ。EDM以外の音楽を悪とするEDM勢力に対して,ROCKの力で立ち向かうというストーリーになっている。

画像集 No.002のサムネイル画像 / [TGS 2018]インディーゲームコーナーでビビッときた「No Straight Roads」と「Fight Knight」を紹介

 今回出展されているデモの内容は,ピアノの神童と呼ばれる少女とロックで戦うというもの。少女は奏でた音色を具現化し,それを飛ばして攻撃してくるので,音色を跳ね返したり,回避したりして,反撃の隙をうかがっていく。
 これだけでは,ただのアクションゲームでしかないが,ここで重要になるのが音楽である。バトル中は常に音楽が鳴っており,敵はリズムに合わせて攻撃をかけてくる。ようするに,こちらもリズムに合わせてボタンを押せば,攻撃をさばけるわけだ。
 画面を見るとバリバリのアクションゲームなのに,プレイして見るとリズムゲームをやっている感覚になるのが,本作の面白いところである。

画像集 No.003のサムネイル画像 / [TGS 2018]インディーゲームコーナーでビビッときた「No Straight Roads」と「Fight Knight」を紹介

Wan Hazmer氏(左)とDaim Dziauddin氏(右)
画像集 No.004のサムネイル画像 / [TGS 2018]インディーゲームコーナーでビビッときた「No Straight Roads」と「Fight Knight」を紹介
 このゲームの開発を手がけるMetronomikは,元スクウェア・エニックスの開発者であり,「FINAL FANTASY XV」のリードデザイナーを務めたWan Hazmer氏と,「ストリートファイターV」のコンセプトアーティストを務めたDaim Dziauddin氏の2人が立ち上げたインディーズスタジオだ。現在は20名のスタッフが在籍しており,総力をあげて本作の開発に挑んでいるとのこと。

 No Straight Roadsの対象プラットフォームは,PCとPlayStation 4とのこと。Metronomikのブースは,9ホールのA81にあるので,興味のある人は足を運んでみてほしい。

Metronomik公式Facebookページ



拳で分からせるダンジョン探索ゲーム「Fight Knight」


 もう1タイトルのFight Knightは,カナダのインディーズスタジオ,Team Sorcerobeが手がける一人称視点の3Dダンジョン探索ゲームだ。PCとPlayStation 4,およびNintendo Switch向けに開発中とのことである。
 Fight Knightでプレイヤーは,モンスターの巣食う巨大な塔の攻略を目指すのだが,呪いのせいで武器が使えない。そのため,拳を使ってモンスター達と戦っていくことになる。

画像集 No.005のサムネイル画像 / [TGS 2018]インディーゲームコーナーでビビッときた「No Straight Roads」と「Fight Knight」を紹介

 ダンジョン内では,リアルタイムでエンカウントが発生し,バトルは専用のフィールドで行われる。拳だけで戦えるのかと初めは不安になるが,基本的なパンチのほかにも,ダッキングやクロスガード,カウンターなど,主人公は元ボクサーなのかと疑うほど,多彩な動きができる。相手の攻撃をバックステップで避けつつアッパーを決めたり,タイミングよくガードしてスキを作り連打を叩き込んだりと,拳を駆使したアクションが爽快で面白い。

画像集 No.006のサムネイル画像 / [TGS 2018]インディーゲームコーナーでビビッときた「No Straight Roads」と「Fight Knight」を紹介

 初代DOOMやThe Elder Scrollsといった,レトロゲームにインスパイアされたと思われるグラフィックスもポイントのひとつ。一見すると古臭く感じるが,戦闘ではヌルヌル動くので,プレイしているとなんとも不思議な感覚に襲われる。
 Fight Knightは,9ホールのB04にあるDANGEN Entertainmentブースに出展されているので,興味のある人はぜひプレイしてほしい。


DANGEN Entertainmentの「Fight Knight」情報ページ

Team Sorcerobe公式Tumblrページ


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