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東芝,12インチ級で世界最軽量約569gの2-in-1 PC「dynaPad N72」を発表。Surface Pro 4のライバルとなるか
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印刷2015/10/13 18:43

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東芝,12インチ級で世界最軽量約569gの2-in-1 PC「dynaPad N72」を発表。Surface Pro 4のライバルとなるか

画像集 No.002のサムネイル画像 / 東芝,12インチ級で世界最軽量約569gの2-in-1 PC「dynaPad N72」を発表。Surface Pro 4のライバルとなるか
 2015年10月13日,東芝は,12インチ液晶パネル搭載の2-in-1 PC「dynaPad N72」(ダイナパッド エヌ72)を12月中旬に発売すると発表した。キーボードドックとスタイラスが付属するdynaPad N72は,本体となるタブレット部が,史上最薄最軽量となる厚さ約6.9mm,重量約569gを実現しているというのが特徴だ。メーカー想定売価は13万円前後(税別)とされているので,単純計算した税込価格は13万6500円となる。

dynaPad N72。キーボードとスタイラスが付属する
画像集 No.003のサムネイル画像 / 東芝,12インチ級で世界最軽量約569gの2-in-1 PC「dynaPad N72」を発表。Surface Pro 4のライバルとなるか

専用のノートアプリ「TruNote」。写真を貼り付けて手書きのメモを書き込んだり,手書きのテキストをスタイラスで囲んで移動したりと,ノートアプリとしては多機能になっているようだ
画像集 No.011のサムネイル画像 / 東芝,12インチ級で世界最軽量約569gの2-in-1 PC「dynaPad N72」を発表。Surface Pro 4のライバルとなるか
 Appleの「iPad Pro」にMicrosoftの「Surface Pro 4」など,PCライクな操作性とペン入力対応を売りとした大型タブレットに,注目が集まりつつある。dynaPad N72も,そうした方向性の2-in-1 PCで,紙のノートのように使えるペン入力と専用アプリをアピールポイントとなっている。
 2048段階の筆圧検知が可能なワコムのデジタイザ技術を採用した専用スタイラスと,独自のノートアプリ「TruNote」(トゥルーノート)などにより,手書きデータを活用しやすいというのが,東芝によるアピールポイントである。

専用デジタイザは本体の右側面にホルダーを介して取り付けられる(左)。ペンスタイラスの中には単6型乾電池が入っていた(右)
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 スペックを見ると,12インチサイズで解像度1920×1280ドット,アスペクト比3:2という液晶パネルを採用している点が目を惹く。解像度こそ異なるが,iPad ProやSurface Pro 4と同じアスペクト比で,サイズもほぼ同クラスなので,iPad ProやSurface Pro 4が競合製品ということになるのではなかろうか。
 搭載SoC(System-on-a-Chip)は,IntelのAtom x5-Z8300(4C4T,定格動作クロック1.44GHz,最大動作クロック1.84GHz)で,メインメモリ容量は4GB,内蔵ストレージ容量は64GBとされている。プリインストールのOSは64bit版のWindows 10 Proだ。

付属のキーボードは,タブレット型の本体下側面と,専用端子で接続するタイプ。キーボード側にバッテリーなどは内蔵していない
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本体左側面(左)には,microSDカードスロットとHDMI Micro Type D出力,USB Micro-B 2.0端子(充電端子兼用)が並ぶ。一方,本体右側面には,ヘッドセット端子をUSB Micro-B 2.0端子があるだけ。右写真の右端に見えるスリットは,スタイラスホルダーをはめ込む孔だ
画像集 No.008のサムネイル画像 / 東芝,12インチ級で世界最軽量約569gの2-in-1 PC「dynaPad N72」を発表。Surface Pro 4のライバルとなるか 画像集 No.009のサムネイル画像 / 東芝,12インチ級で世界最軽量約569gの2-in-1 PC「dynaPad N72」を発表。Surface Pro 4のライバルとなるか

やたらと薄く見える本体上側面。右寄りに音量調節ボタンと[電源/スリープ]ボタンがある
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 Surface Pro 4のローエンドモデルは,CPUにCore m3(※おそらくCore m3-6Y30)を採用し,メインメモリ容量4GB,内蔵ストレージ容量128GBというスペックを備えている。dynaPad N72は明らかにそれを下回っているわけだが,代わりにSurface Pro 4のローエンドモデルだと重量が約766gあるのに対し,dynaPad N72はそこから約200gも軽い。
 価格面を見ると,Surface Pro 4のローエンドモデルは価格が899ドルで,別売りのSurface Pro 4 Type Coverが129.99ドルとなっているので,合計では約1030ドル。1ドル=120円で単純計算した税込価格は,およそ13万3500円前後と,dynaPad N72とあまり変わらない価格になる。「dynaPad N72の店頭実売価格は,メーカー想定売価よりも安くなるだろう」と東芝の説明員は述べていたので,それに期待といったところだろうか。

 デジタイザベースのスタイラスが標準で付属するという点において,ゲーム中にメモを取ったり,あるいはブラウザゲームなどで細かな操作が必要になったりするケースにおいては,有用なタブレットといえるかもしれない。サブの2-in-1マシンを探していた人は選択肢に入れてみてはどうだろうか。

●dynaPad N72の主なスペック
  • サイズ:299.4(W)×203(D)×6.9(H)mm(タブレットのみ)
  • 重量:約569g
  • OS:64bit版Windows 10 Pro
  • CPU:Atom x5-Z8300(定格動作クロック1.44GHz,最大動作クロック1.84GHz,Intel HD Graphics)
  • ディスプレイ仕様:12インチ液晶パネル
  • ディスプレイ解像度:1920×1280ドット
  • メインメモリ容量:4GB
  • ストレージ:64GB+microSD(対応容量未公開)
  • 3G/LTE通信機能:非搭載(LTE対応版も検討中)
  • 無線LAN:IEEE 802.11ac対応
  • Bluetooth:4.0 LE
  • 外側カメラ:800万画素
  • 内側カメラ:200万画素
  • バッテリー駆動時間:最長7時間(JEITA測定法 2.0による)

dynaPad N72 製品情報ページ

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