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「十代の声をゲーマー向け製品開発に」。MSYと若者向けイベントを運営する超十代が提携
一方の超十代は,10代の若者向けイベントやメディアの運営などを行う企業だ。今回の説明会も「超十代 -ULTRA TEENS FES- 2023@TOKYO」というイベント内で行われたもので,イベント会場となった東京・渋谷のヒカリエホールには,若い女性を中心に多くの参加者が訪れていた。
MSYと超十代の提携で進める取り組みは主に3つある。1つめは,十代の意見を取り入れたゲーマー向け製品開発だ。
超十代の代表取締役と総合プロデューサーを務める平藤真治氏は,「超十代の出演者には,ゲームが好きだという子がものすごくたくさんいる。『ゲームと関連してどんなことがしたい』と聞くと,『ものづくりがしたい』という多かった」と話す。そのうえで,Z世代と呼ばれる若者の目線を取り入れた製品開発に取り組みたいという。
また平藤氏は,「大人の考える『売れる売れない』というところではなく,若い子たちの『自分たちがほしいかそうでないか』という素直な感性がある。こうした感性と実際に作ってみようよというパートナーが合わされば,時代が変わるきっかけになる」と協業の意義を説明する。
超十代に参加する方からは「うさみみがついた本格的なヘッドセットがほしい」などのアイデアが出ているとのことだが,具体的な製品開発はこれから行われるとのことだ。
2つめは,メディアでの協業だ。MSYは今回の発表会で「GRAPHT MEDIA」の立ち上げを発表した。MSYの代表取締役である秋山昌也氏によると,GRAPHT MEDIAはゲームのカルチャーを幅広い人に向けて紹介するメディアとのことだ。秋山氏は「いままでと違った切り口でゲームのカルチャーやライフスタイルを伝えていきたい」と意気込みを語る。
また,超十代が運営するSNSやYouTubeチャンネルとの連携も行うという。平藤氏は「超十代でもメディアを運営してきて,ファッションやスポーツ,音楽といったさまざまなカルチャーを紹介してきたが,ゲームが抜けていた。われわれのメディアとGRAPHT MEDIAで協力して,コアではなくライト層を沼に引き込むことができるのでは」と話す。
3つめは「超ゲーム部」の発足だ。ゲームが好きな超十代メンバーが集まって活動を行うという。加えて,ファッションや音楽,スポーツで活躍する人をゲストに招いて,ゲームでコミュニケーションといたことも予定しているそうだ。
発表会には第1弾メンバーとして,本望あやかさん,池田翼さん,金子みゆさん,杏藤心娃さんの4名が登場した。いずれもリズムゲームやFPSなど普段からゲームを楽しんでいるとのこと。
また,平藤氏から大きなサプライズとして,超ゲーム部メンバーと,キックボクサーの武尊選手が「ストリートファイター6」で対戦を行うことが発表となった。武尊選手からは「たとえゲームでも,戦う限りは負けるわけにはいかないので全力を出します」とコメントが寄せられた。対戦はYouTubeの超十代チャンネルで配信するそうだ。
超十代公式Webサイト
MSY公式Webサイト
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