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MSX/MSX2用カートリッジを直接差し込める小型ノートPCタイプのMSX2+互換機が登場。当時のジョイスティックも使える
背面に,MSXやMSX2用ゲームのカートリッジを直接装着できるのが大きな特徴である。本稿執筆時点では,残念ながら売り切れ状態であるが,価格は215ドル(約3万2700円,税および送料別)だ。
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MSXBOOKを開発したWWW.8086CPU.COMは,小型ノートPCタイプのMS-DOS/Windows 3.1互換機「Pocket386」を手がけた実績のあるメーカーだ。
MSXBOOKは,キーボード一体型の本体に,9.7インチサイズで解像度1024×768ドットの液晶ディスプレイを備えたノートPC型の機器で,内部にはMSX2+互換機である「1チップMSX」を採用しているという。実績のある1チップMSXベースなので,互換性についても安心できそうだ。
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本体前面には,いわゆるアタリ仕様のジョイスティックを接続する端子を2つ備えており,MSX対応のジョイスティックやゲームパッドをつないでゲームをプレイすることも可能だ。
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背面にはMSX/MSX2用カートリッジを直接装着できる大きなスロットがある。小さめの本体にカートリッジを挿入した様子が,ちょっと面白い。
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また,背面にはカートリッジ用スロットのほかに,アナログRGB出力端子やRCAピン端子仕様のコンポーネントビデオ出力,Sビデオ出力端子などを備えている。そのため,PC用ディスプレイやアナログ映像入力端子を備えるテレビなどに映像を出力したり,ビデオキャプチャデバイスを接続してゲーム映像を録画したりするのに使えるだろう。
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興味深いのは,内部にも拡張カートリッジ用スロットを備えており,ここに入るサイズの拡張カードを自分で作れば,機能を拡張できるという点だ。WWW.8086CPU.COMのWebサイトでは,ヤマハのFM音源チップとして名高い「YM2608B」を取り付けたサウンドカードを組み込んだ状態も公開している。
レトロゲームファンやMSXマニアなら,思わず欲しくなる互換機ではないだろうか。
オンライン販売サイトTindieのMSXBOOK販売ページ(英語)
WWW.8086CPU.COM 公式Webサイト(英語)
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