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Electronic Artsが「スター・ウォーズ」関連の3作品を開発中であることを明かす。アクションADV,FPS,そしてストラテジーゲームを予定
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Lucasfilm Games announce new Star Wars titles from Respawn Entertainment
Respawn Entertainmentの創設者で,現在もゼネラルマネージャーを務めるのは,「コール オブ デューティー」シリーズを生み出したInfinity Wardの創設メンバーのヴィンス・ザンペラ(Vince Zampella)氏。2010年に独立してRespawn Entertainmentを設立し,2014年には「タイタンフォール」,さらに2019年には「Apex Legends」をリリースし,EA傘下のスタジオとして不動の地位を築いている。
発表によれば,Respawn Entertainmentで開発が進められているのは“アクションアドベンチャー”とのことで,高い評価を受けた2019年の「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」のゲームディレクター,スティグ・アスムセン(Stig Asmussen)氏が開発に携わっている。
「ジェダイシリーズの新作」と述べられてはいるが,直接の続編であるかどうか,文面からは分からない。これまである程度開発が続けられてきたようで,もっとも早いリリースが期待できる。
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また,新たなファーストパーソンシューティング(FPS)の開発が,ゲームディレクターのピーター・ハーシュマン(Peter Hirschmann)氏をリーダーとして進められているという。ハーシュマン氏は,2013年に閉鎖されたLucasArts Entertainmentに長く籍を置いたベテラン開発者で,2004年の「Star Wars バトルフロント」や「LEGO Star Wars」シリーズの開発に関わっていた。
3つめの新規プロジェクトは“ストラテジーゲーム”で,グレッグ・フォーチ(Greg Foestch)氏が設立したBit Reactorが開発を進めているという。ストラテジーゲームにはさまざまなサブジャンルがあるが,フォーチ氏は2006年に設立されたFiraxis Gamesのオリジナルメンバーの1人として,「Sid Meier's Railroads!」のアートディレクターを務めた経歴を持ち,その後,「X-COM」シリーズの開発にも携わっていた。
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「バトルフィールド 2042」に対する批判を受けて,「バトルフィールド」シリーズの開発をRespawn Entertainmentに集中するという構造改革をEAが表明したのは2021年12月のことだった(関連記事)。これまでシリーズを担当していたEA DICEは,「STAR WARS バトルフロント II」でいわゆる“ルートボックス問題”を起こしており,その影響が,Lucasfilmの親会社であるDisneyがEAとの独占契約の見直しを行う理由の1つになったといわれている。
事実,2021年にはZyngaのモバイルゲーム「Star Wars: Hunters」や,Quantic Dreamsの「Star Wars Eclipse」が発表されるなど,LucasfilmのEA離れが見え始めていたが,今回のアナウンスは,EAとLucasfilm Gamesとの関係が依然として良好であることをアピールする狙いもあるようだ。ただ,事情はともあれ,スター・ウォーズファンにとって新たなタイトルの登場は大きな楽しみであるはず。続報に期待したい。
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