ハードコアなマルチプレイのサバイバルゲームを制作する新たなスタジオ，「Red Rover Interactive」の設立が発表に

　ノルウェーのFuncom，チェコのBohemia Interactive，そしてイギリスのLockwood Publishingなどで要職を務めたベテラン開発者たちによる新たなスタジオ，「Red Rover Interactive」が設立された。オフィスはノルウェーの首都オスロと，イングランド北東部のニューカッスルに置かれており，17人のメンバーが在籍しているという。彼らを基礎チームとして，ゲームの開発を進めていく予定だ。

「Red Rover Interactive」公式サイト

　Red Rover InteractiveのCEOは，Funcomの元CTO（Chief Technical Officer。最高技術責任者）で，それ以前はUbisoft Reflectionsで「Driver」シリーズの開発に携わった経験を持つFred Richardson氏が，またCOO（Chief Operating Officer。最高執行責任者）は，Lockwood Publishingのニューカッスルスタジオを率いていた，Joe Stevens氏が務める。

Fred Richardson氏

Joe Stevens氏

　また，デザインディレクターのMarek Zilavy氏は，Bohemia InteractiveとFuncomのリードゲームデザイナーだった人物で，テクニカルディレクターのDaniel Ratzer氏はFuncomで10年以上を過ごしたベテランだ。アート ディレクターのSebastian Zimmerman氏は，NordeusやJagex，さらにCrytekで働いた経験を持つという。
　メンバーらが制作したゲームとしては，「Conan Exiles」「Dune Awakening」「DayZ」「Avakin Life」「Crysis 2」「Ryse」，そして「Ghost Recon」などが挙げられている。

Marek Zilavy氏

Daniel Ratzer氏

Sebastian Zimmerman氏

　どのようなゲーム作品を開発しているのか，具体的なことは後日発表される予定だが，重点を置いているのは，ハードコアなサバイバルジャンルのゲームとのこと。長期的な目標としては「市場で最も斬新で魅力的なマルチプレイ体験を提供すること」とされており，マルチプレイ，サバイバル，そしてハードコアがキーワードになるようだ。

　Behold VenturesやThe Games Fundなどの投資家からすでに500万ドル（7億2000万円）ほどの開発資金の調達に成功しており，現在は，人材を募集している段階だという。続報を楽しみにしたい。