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ネクソン,2023年12月期第4四半期および通期の連結業績を発表。通期売上収益は4233億5600万円で過去最高を達成
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印刷2024/02/08 20:37

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ネクソン,2023年12月期第4四半期および通期の連結業績を発表。通期売上収益は4233億5600万円で過去最高を達成

 ネクソンは本日(2024年2月8日),2023年12月期第4四半期および通期の連結業績を発表した。決算短信(リンク。PDF)と決算説明資料(リンク。PDF)を,それぞれ公開している。

画像集 No.002のサムネイル画像 / ネクソン,2023年12月期第4四半期および通期の連結業績を発表。通期売上収益は4233億5600万円で過去最高を達成

 2023年12月期累計期間(2023年1月1日〜12月31日)は,売上収益4233億5600万円(前年同期比19.7%増),営業利益1347億4500万円(同29.9%増),親会社の所有者に帰属する利益706億900万円(同29.6%減)。同社が強みとするライブ運用力による既存タイトルの成長および,新作タイトルの業績貢献により,過去最高の通期売上収益となった。

 決算説明資料によれば,PC売上収益は前年同期比で25%,モバイル売上収益は9%,それぞれ成長したとのこと。プラットフォーム別の売上構成比率は,PCオンラインが72%,モバイルが28%。地位別の売上構成比率は,韓国60%,中国24%,日本3%,北米および欧州6%,その他の地域7%となっている。

 なお第4四半期の日本での業績は予想レンジ内で着地したとのことだが,売上収益は前年同期比で3%増加となっている。「メイプルストーリー」「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」の成長と「デイヴ・ザ・ダイバー」の貢献を,そのほかのモバイルタイトルの減収が相殺してしまったことを要因としている。

ネクソン公式サイトのIR・投資家情報ページ




ネクソン、2023年度第4四半期及び通期 連結業績のお知らせ
過去最高の第4四半期売上収益、通期売上収益及び営業利益を達成

バーチャルワールドの制作及び運用を行う株式会社ネクソン(本社:東京都港区、代表取締役社長:Owen Mahoney/オーウェン・マホニー、東証:3659、以下 ネクソン)は、本日2023年度第4四半期(2023年10月1日〜12月31日)及び通期連結業績を発表致しました。

画像集 No.001のサムネイル画像 / ネクソン,2023年12月期第4四半期および通期の連結業績を発表。通期売上収益は4233億5600万円で過去最高を達成

当社の代表取締役社長のオーウェン・マホニーは次のように述べています。

「第4四半期中に想定外の短期的課題に直面したものの、2023年度の売上収益は前期比で20%、営業利益は30%成長し、過去最高の通期売上収益及び営業利益を達成しました。また、『THE FINALS』のローンチは、当社のグローバル事業戦略における大きな一歩となりました。初動は、私たちの期待をも超え、今後ネクソンの“forever franchise”の一つとして成長すると確信しています。開発チームは、プレイヤーのフィードバックを取り入れ、迅速にコンテンツアップデートを実施することに注力しています。3月にはローンチに次ぐ重要イベントであるシーズン2のリリースを予定しています。」

また、3月に代表取締役社長に就任予定のイ・ジョンホンは次のように述べています。

「2024年度も売上収益及び営業利益を継続的に成長させるため、リッチなコンテンツ計画に基づき、既存タイトルでは数多くのアップデートを実施し、更に期待の新作大型タイトルをローンチしてまいります。『THE FINALS』では、3月にシーズン2を開始し、中国のPC版『アラド戦記』においては、前年比2倍相当の新規コンテンツをプレイヤーの皆さまに提供する予定です。豊富な新作ラインアップの中でも最大規模のローンチとなる中国向け『アラド戦記モバイル』は、2024年中なるべく早いタイミングでの配信開始に向けて準備を進めています。その他にも『The First Berserker: Khazan』、『マビノギモバイル』、『The First Descendant』及びEmbark Studiosの第2作目となる『ARC Raiders』など、期待の新作を順次ローンチしていく予定です。」

2023年度第4四半期業績概要

・2月2日に、中国において『アラド戦記モバイル』のゲームライセンスが付与されたことを現地当局が発表。パブリッシングパートナーであるテンセントと共に、2024年中、なるべく早いタイミングのリリースに向けて準備中

・連結売上収益は、会計基準ベースで前年同期比4%増加(一定為替レートベース[1]で2%減少)の846億円となり、過去最高の第4四半期売上収益を達成した一方で、当社業績予想を下回った。

・韓国『メイプルストーリー』のマーケティング中断によるマイナス影響、また中国『アラド戦記』においてゲーム内の経済バランスが予期せず悪化したことで売上収益が計画以下となったことが要因。『FC ONLINE[2]』も想定以下だった

・対前年同期では、『メイプルストーリー』の成長、また『Wars of Prasia』、『MapleStory: The Legends of Maple[3]』及び『THE FINALS』の寄与を『アラド戦記』、『FC ONLINE[2]』及び『HIT2』の減収が相殺

・営業利益は前年同期比59%減少の45億円となり、当社業績予想を下回った。売上収益が想定以下であったことに加えて、勤続褒賞制度の改訂、減損損失、韓国公正取引委員会による課徴金など、一過性の費用が発生したことが要因

・四半期損失[4]は419億円となり当社業績予想を下回った。米ドル建ての現金預金等に係る93億円の為替差損及び持分法適用会社であるAGBOへの投資に係る減損損失444億円が発生したことが要因

・韓国の売上収益は、会計基準ベースで前年同期比3%増加の525億円となり、当社業績予想を下回った。『メイプルストーリー』及び『FC ONLINE[2]』が想定を下回ったことが要因。対前年同期では、『メイプルストーリー』、『FC MOBILE[5]』、『ブルーアーカイブ』の成長及び『Wars of Prasia』の貢献が『FC ONLINE[2]』、『HIT2』及び『アラド戦記モバイル』の減収により相殺された

・中国の売上収益は、前年同期比14%減少の151億円となり、当社業績予想を下回った。『アラド戦記』において、ゲーム内の経済バランスが予期せず悪化したことで売上収益が想定を下回ったことが要因。対前年同期では、『MapleStory: The Legends of Maple[3]』の寄与が、『アラド戦記』の減収により相殺された

・日本の売上収益は前年同期比で3%成長の29億円となり、当社業績予想のレンジ内で着地。『メイプルストーリー』及び『ブルーアーカイブ』の成長、また『デイヴ・ザ・ダイバー』の貢献をその他のモバイルタイトルの減収が相殺

・北米及び欧州の売上収益は、『THE FINALS』及び『デイヴ・ザ・ダイバー』による寄与、また『メイプルストーリー』及び『メイプルストーリーM』の成長により前年同期比で78%増加の82億円となった。『THE FINALS』の課金額が予想を上回ったものの、収益の一部を繰延べたため、売上収益は当社業績予想を下回った

・その他の地域[6]では、『メイプルストーリー』や複数のモバイルタイトルの売上収益が減少した一方で、『HIT2』の増収寄与及び『ブルーアーカイブ』の成長により、対前年同期で売上収益が17%増加の59億円となり、当社業績予想のレンジ内で着地

・Embark Studios初のタイトル『THE FINALS』を12月8日に配信開始。競合タイトルとの熾烈な競争のなか、ローンチ後瞬く間にSteamの人気ゲームランキングトップ5に浮上し、第4四半期のユーザー課金額は当社予想を上回った。『THE FINALS』のローンチは、ネクソンの欧米における成長戦略の大きな一歩となった。3月にはシーズン2の開始が予定され、新規及び既存プレイヤーのエンゲージメント向上を見込む

・既存タイトルの豊富なコンテンツアップデートに加えて、『The First Berserker: Khazan』、『マビノギモバイル』、『The First Descendant』、Embark Studiosの2作目のタイトルとなる『ARC Raiders』、中国における『アラド戦記モバイル』など、今後も様々な期待の新作ローンチを予定

・2022年に発表した取得総額1,000億円を上限する自己株式取得を2024年1月に完了。更に、2月8日に開催の取締役会において、3年間で取得総額1,000億円を上限とする自己株式取得の方針を策定し、これを決議。期限である2027年2月までに、投資機会、財務状況及び市場環境等を勘案の上、機動的に実施する予定。

2023年度通期業績概要

・過去最高の通期売上収益及び営業利益を達成。『メイプルストーリー』、『FC ONLINE2』、『アラド戦記』、『FC MOBILE[5]』及び『ブルーアーカイブ』の成長に加えて、複数の新作タイトルの寄与が成長を牽引

・売上収益は、会計基準ベースで前期比20%増加(一定為替レートベース[1]で14%増加)の4,234億円

・営業利益は、会計基準ベースで前期比30%増加(一定為替レートベース[1]で25%増加)の1,347億円。売上収益の成長が牽引し、営業利益率は2022年の29%から2023年は32%に上昇

・当期利益[4]は、会計基準ベースで前期比30%減少(一定為替レートベース[1]で32%減少)の706億円。金融収益の減少、AGBOへの投資に係る減損損失の発生及び税金費用の増加が要因

2024年度第1四半期業績予想

・売上収益は、971億円から1,071億円を予想。会計基準ベースで前年同期比22%から14%の減少(一定為替レートベース[1]では27%から19%の減少)

・営業利益は、152億円から234億円を予想

・四半期利益[4]は、164億円から229億円を予想

・為替感応度[7]:日本円が米ドルに対して1円変動した場合、2024年度第1四半期の売上収益及び営業利益に対して以下の影響を予想

 ・売上収益:6.9億円
 ・営業利益:1.9億円

決算レター(日本語・英語)

投資家、アナリスト、メディアの皆さま向けに、直近の業績及び第1四半期業績見通しの詳細を記載した2023年12月期第4四半期及び通期の決算レター発行致しました。当社IRウェブサイトより是非ご覧ください。
IRウェブサイト:https://ir.nexon.co.jp 
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