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NINTENDO 64互換機「Analogue 3D」の予約受付が日本時間10月22日にスタート。ソフトウェアエミュレーションなし,100%の互換性を謳う
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Analogueはアメリカのメーカーで,ゲームボーイ,ゲームギア,ネオジオポケットなどさまざまな携帯ゲーム機のソフトを遊べる「Analogue Pocket」や,CD-ROM2を含めたPCエンジンシリーズに対応した「Analogue Duo」といった互換機の開発や販売で知られている。
今回発表されたAnalogue 3Dは,エミュレータを使っておらず,FPGA(Field Programmable Gate Array。論理回路を書き換えられるチップ)による高い再現性が謳われている(使用されているのは220k LE Intel Cyclone 10GX)。
公式サイトでは「これまでに作られた,すべてのオリジナルN64ゲームと100%の互換性がある」「世界で初めての100%の互換性を持つN64の再現」「ソフトウェアによるエミュレーションで見られる,入力遅延,不正確なグラフィックやオーディオ,タイミングやフレーム レートの問題といった不適合はなくなった」とアナウンスしている。
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「Analogue 3D」(White)と「8BitDo 64 Bluetooth Controller」(White) |
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「Analogue 3D」(Black)と「8BitDo 64 Bluetooth Controller」(Black) |
実機カートリッジをリージョンフリーで使えるのに加え,公式の周辺機器にも対応。また,Bluetoothでコントローラを接続することも可能だという。
HDMI出力も備えており,「オリジナルディスプレイモード」では,単なるアップスケーリングではない,当時のブラウン管とほとんど区別がつかない映像を出力できるとのこと。
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同社のAnalogue OSをN64向けに再設計した「3D OS」を持ち,スクリーンショットを見るにステートセーブ(その場セーブ)やスクリーンショットのシェア,Wi-Fi接続といった機能を持つようだ。
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大きさは幅230mm×奥行き180mm×高さ49mm。オリジナルのN64が幅260mm×奥行き190mm×高さ73mmなので,一回り小さいことになる。WhiteとBlackのカラーバリエーションが用意され,価格はどちらも249.99ドル(約3万7000円)。
周辺機器メーカーの8BitDoが制作した「8BitDo 64 Bluetooth Controller」も同時発売され,こちらはWhiteとBlackともに39.99ドル(約6000円)となる。
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現在もシリーズが継続する「大乱闘スマッシュブラザーズ」や「どうぶつの森」,RTAシーンテクニックが追及される「スーパーマリオ64」「ポケモンスナップ」,音声でピカチュウと対話できる「ピカチュウげんきでちゅう」,爽快なバトルを楽しめる「爆裂無敵バンガイオー」「罪と罰 〜地球の継承者〜」,奥深い対戦ゲーム「カスタムロボ」シリーズ,本作で初めてFPSに触れた人も多いであろう「ゴールデンアイ 007」など,N64のゲームは名作ぞろいだ。
これらのゲームが高い再現性でプレイできるのであれば,当時のファンがうれしいのはもちろんのこと,ゲームを保存するうえでも意義深いといえるだろう。
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