ひとりごと vol.10 - 12/21 15:29

"ひとりごと"をチェンジ。当サイトのライターとして活躍中の[email protected]氏のご挨拶です。

DVノンリニア編集にハマる

 私にとって,映像編集のルーツとなる体験は十数年前になる。高校の学園祭の出し物で「ロミオとジュリエット」の英語劇をやることになった。真面目に演じて客を泣かせるのか,面白おかしくして笑わせるかで意見が分かれ,後者の案の一つとして,なんと"私が女装してジュリエットを演じる"という話が出てきてしまった。そんなことをしたら一生笑い話にされてしまうと危機感を感じたので,練習風景や本番当日の様子をビデオで撮影して,きちんと編集まで担当する撮影班の編成を提案した。
 不思議と器材だけは学校に全てあった。とはいえ昔の話である。テープはVHS(ミニVHSではない)で肩に担ぐタイプで,バッテリーも大きくて重かったから5kg以上はあったと思う。長時間の撮影には,どう考えても三脚が必須だった。
 編集は二台のVHSデッキが連動し,間に簡単なエフェクタ(?)があったように思う。ベタベタのリニア編集である。カットのタイミングが完全な手動で微妙にずれるので苦労したし,アナログでダビングしていくので画質は目に見えて落ちていった。

 それが今やDVである。片手で持てて,編集は1フレーム(大体30分の1秒)単位で指定することができ,PC上で加工が出来る。素材さえあれば,楽しくてしようがない。
 問題は二つ。現在の私のマシン(PentiumIII/800MHz)では4分の加工を出力するのに30分以上の待ち時間が必要なこと。HDD,CPU,メモリあたりはまだまだパワーアップしていかないといけないのか。そしてもう一つは,私がまだまだPremiereを使いこなせてないこと。しかし今後のことを考えると,いま懸命にやっておいても悪くあるまい。

 で,その高校生の英語劇「ロミオとジュリエット」はどうだったというと,ひどく感動的な舞台になった。めでたし。先日DVDで「恋に落ちたシェイクスピア」を見たときは,作品自体の良さもさることながら,その当時の想い出とオーバーラップして仕方がない。

forGamer.net
ライティングスタッフ [email protected]


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