World PC Expo 2001でPC版PSOがプレイできる! - 09/19 21:24


 「ここ」「ここ」などでお伝えしたように,9月11日に発表されたPC版「ファンタシースターオンライン」(以下PSO)。「World PC Expo 2001」で待望のプレイアブルデモが展示されているということで,メディア,一般来場者を問わず,セガのブースは人だかりとなっていた。PC版PSOは,DC版の最新バージョンとなるVer.2をベースにしており,グラフィックス関連でPC版オリジナルの効果を追加しているのが特徴だ。当サイトに掲載してある「中 裕司氏インタビュー記事」を参照すれば,PC版PSOの全貌が見えてくるだろう。
 今回のプレイアブルデモは,最初のステージとなる森1と森のボス"ドラゴン"との戦いがある2エリアを4人プレイできるもので,DC版とは異なる(つまり製品版ではなく)オリジナルの構成となっていた。デモ機のスペックは,Pentium 4/1.5GHz+GeForce 3というスペックで,操作は"マイクロソフト サイドワインダー ゲーム パッド プロ"(以下サイドワインダー)で行った。

 まず操作感だが,サイドワインダーに用意されている6個のアクションボタンの内4ボタンと,両手の人差し指で操作する2トリガー,そしてシフトボタンがDCと同様の場所にキーアサインされており,DC版をやりこんだ筆者としては違和感なくプレイできた。PSOのプレイ中は煩雑にスタートボタンを押すことから,サイドワインダーのシフトボタンの位置が気になったものの,Lトリガーでの視界移動やRトリガーでのキーパレットの変更などは,DCでの操作となんら変わりはない。ただし,トリガーがないゲームパッドを使っている場合は,特殊な操作が必要となるかもしれないが……。
 PSOのデモを見ての最初の感想は「けっこう動いてるなぁ」というもの。グラフィックスに関しても魔法エフェクトの光源処理が美しく描画され,またドラゴン出現時にもうもうと立ち上がる煙や吐き出す炎なども,デモ機ではスムースに描画されていた。デモ機のスペックならば,チャレンジモードやバトルモードといった"一瞬"が重要な要素となるゲームモードで問題なくプレイできるのは間違いない。しかし,製品版での動作環境の最低スペックでどのくらいスムースに動作するかが気になるところ。
 また些細な点だが(些細でもないが),ドラゴン戦のローディングが非常に速いのに驚かされた。PC版はHDDからデータを読み込むので当たり前といえば当たり前なのだが,DCで半年以上PSOをプレイしてきた筆者としては,このローディング時間の短縮だけでも嬉しい要素だ。マザーシップ「パイオニア2」と惑星「ラグオル」を行き来するときの待ち時間のストレスが大きく削減されるだろう。これは,もしかしたらとてつもないPC版のメリットになるかもしれない。

 個人的な感想としては,アクションゲームとしての完成度はDC版と同等で,グラフィックスについては高解像度モードが用意されていなくても十分と感じた。ちなみに今回のプレイアブルデモでは,キャラクター作成が行えなかった。残念。

(C) SONICTEAM/SEGA,2000,2001


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