"新作"とか"大作"の発表が少なめで，ちょっぴ寂しいTGSのPC出展タイトルの中，TGS初日の本日，ある意味"目玉タイトル"としてプレス関係者から注目を集めていたNC SoftのMMORPG「リネージュ 2：The Chaotic Chronicle」。
　念のためおさらいしておくと，本作は，現在でもエピソードの追加による拡張が続いている韓国産MMORPG「リネージュ」の続編（当サイトの特設ページは「こちら」）。2Dグラフィックスだった前作に対して，今作では「Unrealエンジン」の改良版を利用したフル3Dのグラフィックスを採用し，より高い臨場感を伴ったプレイを実現している。物語の舞台は「リネージュ」を150年遡った時代だ。

　NC Softのブースに小さな客席を設けて行われたプレスカンファレンスだが，13:00という昼時にもかかわらず，10分前にはプレス関係者で埋め尽くされていた。
　カンファレンスは，本家NC Softの金澤辰（Kim Taek Jin：T.J.キム）氏，NCジャパンの野辺氏の両代表によるスピーチで開幕。内容は……まぁこの手のカンフェレンスのお約束の「ブロードバンドが普及し――」「オンラインゲーム市場が――」というもの。当サイトの読者にとっては"釈迦に説法"だろう（なにもプレス向けにああいう発表をしなくてもいいのに……）。

　公式発表によると「リネージュ」は，

●アカウント数　25万
●アクティブユーザー　5万
●日次最大接続数　1万5千

とのこと。リネージュ 2は現在，70ほどのスタッフで開発が進められており，今年の末，韓国でのβトライアルサービス開始を目標としているとのことだ（日本での正式サービスは，2003年夏頃を予定）。気になるのは"現"リネージュの扱いだが，リネージュ 2の発売以降もサービスは継続，また2003年にはグラフィックス周りを改良した"リメイクバージョン"も予定しているとのことなので，ご心配なく。

　カンファレンスではアッと驚く情報は得られなかったが，その後のNC Soft社長，開発者インタビューでは，なかなか興味深い話が聞けたので，準備が整い次第記事を掲載しよう。もちろん，forGamer恒例の"ゲームプレイ直撮りムービー"も用意しているので，乞うご期待。（Gueed）