ゲームアーツの力作「ヴェイグス」がプロジェクトEGGに登場 | - 2003/08/28 22:03 |
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PC-88シリーズ(正確には,PC-8801mkII SR以降)で遊べるアクションゲームというと,やはり最初に頭に思い浮かぶのはゲームアーツである。「テグザー」「シルフィード」など,ゲーム史上に燦然と輝く超名作アクションゲームを次々と発表した,PC88を代表するメーカーだ。 同社は今ではPCから遠ざかってしまったが,先日も携帯電話用の「テグザー」を配信するなど,古くからのゲーマーの心をくすぐり続けている。 さて,懐かしの名作ソフトを現代に蘇らせている「プロジェクトEGG」で,本日(8月28日)よりゲームアーツの「ヴェイグス」が販売されている。 ヴェイグスは,ゲームアーツがPC-88シリーズ用に開発したゲームの中でも,かなり後発に当たる。具体的には1988年の発売で,これは「ゼリアード」(1987年)と「ファイアーホーク」(1989年)のちょうど間の時期である。 同社に最も"脂がのっていた"のはテグザーやシルフィードを生んだ1985〜1986年かもしれないが,それはそれ以降のタイトル(のプログラム)が,PC-8801mkII SRが発揮できる以上のパワーを求めたからだろう。 このヴェイグスも,PC-88mkII SRの限界を超える巨大キャラクターがバリバリ登場し,PC-88シリーズの中でも比較的ハイスペックな8MHz機を持つプレイヤーにこそ評判が良かったが,そうでないプレイヤーには"重さ"が感じられてしまったようだ。 その点を考慮してか,プロジェクトEGG版では4MHz版と8MHz版の2種類が用意されている。重かった記憶のある人は,8MHz版で遊んでみるといいだろう。 ゲーム内容にも触れておこう。ヴェイグスは,西暦2324年が舞台のSFアクションゲーム。巨大ロボットを操り,人類を襲う謎の敵と戦うのだ。 テグザーやファイアーホークと同じ横スクロールタイプで,用意されたマップは全15種類。最近アクションなんてご無沙汰,なんておじさん達も,ぜひ昔を思い出してプレイしていただきたい。 なお,"裏コマンド"もそのまま使える模様。知ってる人はお試しあれ(知らない人は,検索すべし)。 さて,ゲームアーツといえば,個人的には「HARAKIRI」や「ぎゅわんぶらあ自己中心派」もプロジェクトEGGで出していただきたいのだが……後者は権利的に難しいのかな? せめて前者だけでも,ぜひ。(Iwahama) →「プロジェクトEGG」は,「こちら」 |