[TGS2003 #20]「Half-Life 2」シアターでの映像は既出のもの……だったけど日本語解説付き! - 2003/09/29 00:43


 東京ゲームショウのATIシアターブースにおいて,全世界が注目するFPS「Half-Life 2」の映像が公開されるというのは,以前「こちら」でも紹介した通り。では,いったいどんな映像だったのか? 9月28日に一般来場者にまぎれて並んで見てきたので,お伝えしよう。
 といっても,内容に関しては,ひと言で済む。E3 2003で公開されたものと同じだ(E3 2003でのHalf-Life 2映像に関するNewsは「こちら」,ムービーはクオリティの低い/ファイル容量の小さい順に「こちら」「こちら」「こちら」)。
 実は前日(27日)まではハイダイナミックレンジ(HDR)レンダリングのテクノロジーデモのシーン(以前「ここ」で紹介した映像と同内容)が追加されていたようなのだが,なぜか本日はカット。じゃあまったくE3と同じかというと,一つだけ違うことがあった。それは,Valve Software社でマーケティングを担当しているDoug Lombardi氏による解説で進められていたのだが,日本語の同時通訳があったこと。いま見ている映像が,どのような技術によって作られているのか? がよく分かり,すでに見た映像ではあっても,十分に楽しめた。

 ところで。一つ気になったことがある。例えE3で流れた映像と同じだとしても,Half-Life 2の生映像が見られるのは,アジアで始めてのことである。当然一般来場者が訪れる28日にはもの凄い行列ができるものだと思っていたのだが……正直,あまりの少なさに呆気にとられてしまった。
 実際,筆者はムービーの始まる30分前から並び始めたのだが,問題なく見ることができた。たかだが定員30名弱といったシアターに,簡単に入れてしまったのである。E3 2003では数時間並んで,結局その日の内に見られなかった人も多かったというのに……。もう一つ付け加えるならば,一緒に映像を見た人の2割以上は,間違いなく外国人だった。
 いくら諸外国に比べてFPSの人気が今一つの日本とはいえ,Half-Life 2は数年に1本の超ビッグタイトルである。もう少し待たされるくらいでちょうどいいと思うのだが……。(Iwahama)

「Half-Life 2」の当サイト内の記事一覧は,「こちら」


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