システムソフト・アルファーは，ターン制ストラテジー「大戦略パーフェクト2.0」（以下，2.0）を6月25日に発売すると発表した。本作は「大戦略パーフェクト1.0」（以下，1.0）のアップグレード版ということもあり，単体のパッケージ版とは別に，1.0からのアップグレード版も同時発売。価格はアップグレード版が6090円（税込），単体パッケージが1万290円（税込）となっている。

　大戦略は，20年近い歴史を持つ人気ストラテジーゲームシリーズ。PCゲーム歴が10年以上という人なら，一度くらいはプレイしたことがあるのではないだろうか。
　今回発売される2.0では，1.0の公式サイト（「こちら」）にある特設ページでプレイヤーからの要望や意見を取り入れ，さまざまな試みがなされている。例えば，約12年ぶりに兵器エディタが復活するなど，古くからのプレイヤーには懐かしい，最近からのプレイヤーには目新しい機能なども搭載している。
　この兵器エディタとは，ゲーム中に登場する兵器のすべての設定をカスタマイズできる機能。兵器エディタを使えば，歩兵を極端に強くした忍者チックな特殊部隊や，戦闘機よりも強いヘリコプターなんてものまで作成できるわけだ。また同エディタでは，戦闘シーンで発射されるミサイルや弾丸などの発射座標も個別に設定できるため，独自の戦闘シーンを作成可能。戦闘画面を自分好みに設定し，飽きることなく眺められるのは嬉しい。

　マップサイズには前作同様の48ヘックス，64ヘックス，128ヘックスに加え，256ヘックスが登場。表示モードは48ドットの"大"，32ドットの"中"，16ドットの"小"の3モードから選べるようになった。また高度階層には超高空（高高度）及び，弾道ミサイル用高度が追加に。地形には「密林」「砂浜」「浅い海」が追加され，地形ラベルも最大で1000まで設定可能となった。プレイヤーが定義できる生産タイプは最大100か国に増加，兵器にいたっては最大5000種類まで設定可能となる。




　兵器は1.0の700種類を上回る1100種類以上が用意されている。その中にはプレイヤーの投票による人気兵器が約100種類も含まれていて，また新たに米国の偵察機「SR-71 ブラックバード」や爆撃機「XB-70 ヴァルキリー」，往年の名空母「エンタープライズ」や「ミッドウェー」，主力戦車「M4 シャーマン」など懐かしい兵器も登場する予定だ。
　所属国は1.0からの27国に加え，ギリシャ，スイス，オーストリア，ポーランド，タイ，カナダ，アルゼンチン，プラジル，チリの9国が新たに参戦，合計36か国となった。
　キャンペーンでは勝敗の結果により分岐するマップが異なる"分岐型のキャンペーンシステム"を搭載。またマップエディタを使用することで，自由にキャンペーンモードを編集できるようになった。さらには各キャンペーンの勝利条件を国ごとに設定したり，初期配置の兵器を自由に変更/追加することも可能だ。

　最後にマルチプレイについて。本作ではメールでのやりとりを利用した対戦に加えて，ロビーサーバーを介したインターネット対戦や，LAN対戦も可能になった。
　本作の発売は6月25日と約1か月先の話。気長に発売日と続報を待っていよう。（Seirou）




大戦略パーフェクト2.0
■価格：1万290円（税込）
■発売日：6月25日

大戦略パーフェクト2.0アップグレードキット
■税込価格：6090円（税込）
■発売日：6月25日

■動作環境：Windows 98/Me/2000/XP，PentiumII/266MHz以上（1GHz以上推奨），メモリ 128MB以上（256MB以上推奨），空きHDD容量 1GB以上，DirectX 9.0以降

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