日本ファルコムとアルゼがネットワークゲームビジネス展開で合意 - 2004/06/03 20:36

 本日(2004年6月3日)日本ファルコムとアルゼは,コンシューマやPC,携帯電話,PDAなどのハードウェアを問わず,業務用ゲーム機と相互に連動してゲームをプレイできるネットワークシステム「マルチアクセスプレイ」の実現において,共同で推進していくことで合意に達したと発表した。

 この合意の理由は,ネットワークゲームの新しいスタイルを展開したいというアルゼと,イースシリーズなどのコンテンツを持ち,ネットワーク市場に進出していきたいという日本ファルコムの双方の思惑が一致したことによるとしている。
 このマルチアクセスプレイによって,"ドラゴンスレイヤーAC" "イースAC" "ソーサリアンAC" "VMJapanAC" "ザナドゥAC" "英雄伝説AC"など,日本ファルコムの持つタイトルが次々とリリースされる予定だ。なおマルチアクセスプレイ対応タイトル第一弾となるドラゴンスレイヤーACは,今年度中のリリースを目標としている。

 PCやコンシューマなどとアーケードゲームがどう関係していくのか,どのようなマルチプレイが実現するのかなどの具体的なゲームシステムは見えてこないが,プラットホームの一つとしてのマルチアクセスプレイ構想は非常に面白いといえる。
 とくに日本ファルコムは,2003年12月に韓国最大のポータルサイトを運営するPlenus Entertainment,コルムオンラインを開発したeSofnetの三社契約を取り交わして,イースオンラインの開発を行っている最中だ。本作は2005年の韓国を皮切りに,日本,中国,台湾,米国などでもサービスインする予定で,同社のネットワークビジネスに対する姿勢がどんどん積極的になっていることが分かる。今後の同社の展開にはしばらく目が離せないだろう。(Seal)


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