TGS 2004

　東京ゲームショウで穴場といえるのが，日本進出を狙う台湾のゲームメーカーが集まる"台湾ゲーム館"である。ここ数年の台湾ゲームのクオリティは上がってきて，それでいてまだまだ開発者とゲーマーとの距離が近く，実に気持ちよく最新のゲームをプレイできることが多いからだ。今年もまた，開発者達の目の前で，思う存分ゲームを楽しんできた。

　9月24日，東京ゲームショウ 2004のGravityブースで，同社会長の金正律（キム・ジョンユル）氏による電撃的な"オープンβテスト開始"の発表があった，MMORPG「R.O.S.E. Online」。一夜明けた9月25日，本作の開発を担当するTriggersoft社の社長Kim, Chris氏と，Gravity社側のプロダクトマネージャーJong, Sung-Woo氏による，より詳しい説明が行われた。

　2004年5月のE3で，すでにバリバリ動いていた「Microsoft Dungeon Siege II」。今回の東京ゲームショウはもちろん，8月にドイツで行われたGame Conventionでもプレイアブルで展示されており，いよいよ開発も終盤にさしかかっていると思われる。……のだが，その割にはあまり情報が出てこない本作。東京ゲームショウに合わせて，Gas Powered Games社のプレジデントで，同シリーズの生みの親でもあるクリス・テイラー（Chris Taylor）氏が来日したので，早速彼に，最新情報と開発状況を伺ってみた。

　イマヒマのブースでは，全世界で1500万人以上，日本でも33万人以上の登録ユーザー数を数える世界最大規模のアバターコミュニケーションソフト「Habbo」を，なんと同社のCEOが自ら宣伝していた。コミュニケーションを重視したソフトは数あるが，人がいないところにコミュニケーションは成り立たない。そういう意味では世界最強クラスのコミュニケーションソフトといえる「Habbo Hotel Japan」について，紹介しよう。

　先ほど「こちら」に速報を，「こちら」にムービーをUpした，セガのMMORPG「シェンムーオンライン」。バトルシーンを収録したムービーも必見ですが，やはり世界観が命の本作だけに，静止画によるコンセプトアートや，キャラクターイラストなども欠かせないアイテム。"できるだけ多くのリソースを"というわけで，プレスキットから丸ごと63点を一挙に掲載したので，ぜひシゲシゲと眺めてみてください。スクリーンショット集は，「こちら」からどうぞ。

　USB版の「サターンパッド」が大ヒット中のセガ・ロジスティクスサービスのブースには，PC/Macintosh版の同パッドに並んで，プレイステーション2版のサターンパッドも展示されていた。しかしそれよりも気になったのが，さりげなく置かれたUSB接続版バーチャスティック！　これまた売り切れ必至の人気アイテムとなりそうだ。

　東京ゲームショウ 2004のセガ・サミーブースで，コンシューマ用ソフトとして有名な「シェンムー」をベースにしたMMORPG「シェンムーオンライン」の発表会が行われた。本作の発表会は，これまで中国や韓国では行われていたものの，日本では初めて。ただその2国に比べて遅くなった分，より濃い情報が出てきた。

　日本より先に韓国でサービスインされるセガの「シェンムーオンライン」。ただもちろん日本でのサービスも視野に入れているようで，東京ゲームショウ 2004のセガ・サミーブースで鈴木裕氏の紹介と共にキチンと公開されていたので，氏曰く"最大の特徴"というバトル（戦闘）シーンをバッチリ収録。「バーチャファイター」風の素手での格闘，また（あえてセガのゲームでいうと）「ラストブロンクス」ライクな武器を使った戦闘シーンがチェックできます。物理的事情から見上げる形でのムービーとなってしまいましたが，一見の価値はあり。ダウンロードは，「こちら」（2分26秒：72.7MB）からどうぞ。