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【PR】「ALIENWARE 14」完全検証。小型のゲーマー向けノートPCを探しているなら“一択”だ
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印刷2013/07/27 12:00

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【PR】「ALIENWARE 14」完全検証。小型のゲーマー向けノートPCを探しているなら“一択”だ

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ALIENWARE 14 プレミアム
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 ALIENWAREが日本市場への“侵攻”を開始してから丸4年。マイナーチェンジを重ねながらも,宇宙戦艦のようなデザインにブレのなかったALIENWAREノートPCが,2013年6月に,とうとうフルモデルチェンジを果たした。2013年7月6日の記事でもお伝えしているとおり,LEDイルミネーションが個性を主張するいう基本線は維持どころかむしろ強化しつつ,まるでステルス戦闘機のように,複雑な形状をしたデザインになっているところが,新モデルの大きな特徴である。

 今回取り上げる「ALIENWARE 14」は,そんな新世代ALIENWAREの14インチワイド液晶パネル搭載モデルだ。従来製品「ALIENWARE M14x」は,モバイル用途にも堪えるゲーマー向け小型ノートPCという位置づけだったが,そのコンセプトを引き継いだ製品となる。
 もっとも,「新デザインを採用しましたが,性能は従来とさほど変わりません」では本末転倒になってしまうが,その点はどうか。今回は,すべてが新しくなったALIENWAREの14インチノートPCが持つ実力を,細かくチェックしてみよう。

製品ボックスも内部デザインを一新。ノートPC本体を非常に厚いクッション材で包むような形になった
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外観はぐっと落ち着いたが,LEDが個性を強く主張

液晶パネルはノングレア加工のフルHDに


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 従来のALIENWAREノートPCは,本体前面に配されたエアインテークのようなデザインや,角張った形状により,通電していない状態でも,かなりの存在感があった。それに対して新世代ALIENWAREノートPCは,通電していないときは非常に落ち着いた印象なのだが,ひとたび電源が投入されると,LEDイルミネーションが強烈な個性を放つようになる。

 とくに目を引くのは,タッチパッド部に埋め込まれたLEDと,天板部から側面へとつながるような印象になっているライン状のLED部だ。従来のALIENWAREノートPCで採用されていたLEDと比べると,全体の統一感が増し,人に見せることを意識したLEDレイアウトになっていると述べていいように思う。

「なんとなく光っている」のではなく,デザイン上の意図をしっかり感じられるLEDイルミネーション。“魅せる”ための筐体設計になっている印象だ
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 なお,プリインストールの専用コントロールパネル「ALIENWARE Command Center」に組み込まれる「AlienFX」から各種LEDイルミネーションの光り方を変えられるというのは,従来モデルというか,ALIENWAREのPC全般に共通で,ここは変わりなしだ。ここまでに挙げたLEDインジケータだけでなく,4ブロックに分かれたキーボードや,電源インジケータ,液晶パネル下のALIENWAREロゴマークの色や光り方は,マウス操作で簡単に変更できる。

ALIENWARE Command Centerの作りは従来と変わらず。LEDインジケータの色や光り方を調整できるAlienFXだけでなく,省電力設定を行える「AlienFusion」,タッチパッドの設定が可能な「AlienTouch」,ゲームを起動したときに無効化したりアプリケーションなどの設定が行える「AlienAdrenaline」を呼び出せる。右はAlienFXで実際にLEDの色を変えた例だ
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 液晶パネルの話が出たので続けると,ALIENWARE 14では,2009年以来,すべてのALIENWAREノートPCに採用されてきた「液晶パネルのガラスコート」が廃され,ノングレア(非光沢)加工となった。
 4Gamerでは繰り返し指摘しているとおり,グレア(光沢)加工の液晶パネルは,コントラストに優れ,くっきりした絵を得やすい代わりに,映り込みしやすいという問題がある。とくに,ガラスコートを採用していた従来型ALIENWAREノートPCの場合,ゲームにおいては頻繁に生じやすい画面の暗転時に,パネルがいちいちプレイヤーの顔を映す鏡となってしまっていたのだが,この問題が新世代ALIENWAREノートPCで解決したのは大きな改善だ。

 ALIENWARE M14xで液晶パネルの解像度が1600×900ドットだったところ,ALIENWARE 14では1920×1080ドットとなり,表示できる情報量が増えたというのも,できる限り多くの情報を表示させたいオンラインRPGプレイヤーからすると見逃せないスペックアップといえるだろう。また,パネル自体もIPSとなり,発色やコントラスト比が向上している。

ノングレアではあるが,液晶パネルの発色,コントラスト比はいずれも良好。斜めから見ても色の変化はそれほど大きくない
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 また,これは当たり前といえばそれまでなのだが,ガラスの1枚板が廃されたことで,本体公称最小重量はALIENWARE M14xの2.92kgからALIENWARE 14では2.77kgと,約150g軽くなっている。本体公称サイズは337(W)×258.36(D)×37.8(H)mmから334.98(W)×258.35(D)×40.1241.70(H)mmと,厚みを若干増しているので,それを踏まえるに,軽量化はかなり進んだと述べてよさそうだ。

 キーボードは,さすがにサイズの都合もあって10キーが用意されていたりはしないものの,キーピッチが19mm確保され,キーストロークも1.4〜1.5mmあるため,打鍵感は上々。よけいな“マルチメディアキー”や,特殊なキー配置というものもないため,どんな人でもすぐ慣れるだろう。
 キーボード手前(=タッチパッド周辺)はラバー加工されており,質感がよいだけでなく,滑り止めの効果もある。

主要なキーのキーピッチは19mmあり,キーボードは打ちやすい。キーボード周周辺がラバー加工されているのは,全体デザインの統一感的にも,実際に打鍵するときの使い勝手的にもグッドだ
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内蔵スピーカーはヒンジ部の近くに用意されている。スピーカーを用いたバーチャルサラウンドサウンドは音の広がりを感じられるレベル。情報としての音を拾いたい場合は,ヘッドフォンやヘッドセットを利用するのを勧めたい
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Dolby Home Theater v4では,スピーカーとヘッドフォンで個別にサラウンド感の調整が行える
 内蔵スピーカーは,従来のALIENWAREノートPCと同じく,北米のスピーカーメーカー「Klipsch」(クリプシュ)とDellの協業による,2.1chモデルである。
 サウンドドライバソフトウェアはRealtek Semiconductor製の「Alienware Audio」で,その上に乗る追加ソフトウェア「Dolby Home Theater v4」を用いることにより,スピーカーもしくはヘッドフォン/ヘッドセットを用いてのバーチャルサラウンドサウンド出力が可能になっている。

 またALIENWARE 14では,Alienware Audioから,マイク入力時のノイズ低減機能やエコーキャンセル機能を有効化したり,2基の無指向性マイクを指向性マイクとして用いる,俗にいうビームフォーミング機能を利用できたりするなど,マイク入力周りの機能も充実。サウンド周りでゲームに必要な要素はひととおり揃っていると述べてよさそうだ。

Alienware Audioの「マイク効果」設定。「ノイズ抑制」と「エコーキャンセル」,「マイクフォーカス」機能は排他となる。アナログ接続型ヘッドセットを使うときは前者2つのいずれか,本体内蔵の無指向性マイク×2を使うときは,「マイクフォーカス」を選択するといいだろう。なお,「マイクフォーカス」用の無指向性マイク×2は,液晶パネルの上部に用意されたWebカメラを挟み込むような形で用意されている
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14インチながらクアッドコアHaswellとGTX型番のGeForceを搭載。ストレージはHDD+SSDの構成に


 ALIENWARE 14でのインタフェース群はほぼすべて左右側面に散っている。向かって左側は奥から順にMini DisplayPort,HDMI,USB 3.0×2,サウンド入出力(※3.5mm 3極ミニピン×2,3.5mm 4極ミニピン×1)で,右側は奥から1000BASE-T LAN,USB 3.0×1,スロットイン型光学ドライブ,3 in 1カードリーダーだ。ALIENWARE M14xから変わらず引き継いでいるところなので,特筆すべきとまでは言わないが,USB 3.0ポートは青色が標準のところ,本体側面のデザインに合わせて黒くしてあるあたりは芸が細かい。また,標準の有線LANコントローラが,帯域幅の広さに定評のある「Killer E2200」である点もポイントが高いところである。

 ちなみにACアダプター接続端子は本体奥側の側面,向かって右端に用意される。ALIENWARE M14xの場合,本体奥側の中央にACアダプター接続端子が用意されていたので,ここは大きく変わったところだといえるだろう。

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本体左側面(左)と右側面(右)のインタフェース群。アナログRGB(D-Sub 15ピン)が廃され,USBポートの構成とACアダプター接続端子の位置が変わったのが主な違いとなる
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本体前面は,ALIENWARE M14xのエアインテーク風ギミックの雰囲気を多少残している。一方の背面は排気孔とACアダプター接続端子が用意されているだけである

本体底面。かなりの部分が吸気用メッシュとなっている
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 上の写真を見ると,排気孔は本体向かって奥の向かって左側に用意されているのが分かるが,内部構造はどうなっているのか。
 本体底面を見てみると,底面の半分近くがメッシュになっているのが見て取れる。さらに,よく見ると滑り止めのゴム脚は高さが2mmあり,本体底面からしっかり吸気できるようになっているのも注目しておきたいポイントだ。

吸気能力を確保するため,背の高いゴム脚が用意されている(左)。右は底面に填め込まれたプレートだ。“エイリアン語”に混じって,“地球侵攻部隊に配属された日”(※おそらく製造日)と,搭載するGPUおよびCPU名が刻まれている
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底面のカバーを取り外したところ。バッテリーパックは69Wh仕様となっていた
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 ストレージやメモリモジュールの取り替えがサポートされる――動作するかどうかは自己責任――ALIENWAREのノートPCなので,ALIENWARE 14も,底面のネジを2個外すだけで底板を外せる。そして外してみると,まず,GPUとCPU部が,筐体と高度に一体化したカバーに覆われている点と,2枚のSO-DIMMメモリモジュール,mSATA接続のSSD,無線LANカード,スロットイン型光学ドライブとバッテリーパックにアクセスできる点が目に入る。

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 CPUとGPUの冷却機構は,筐体とほとんど一体化している補強具の“奥”にあるため,今回は取り外せなかったが,よく見てみると,ブロワーファンから3本のヒートシンクが伸び,途中から2本になっているのが分かる。1本分の端にあるのがCPU,2本分の端にあるのがGPUという理解でいいだろう。
 今回入手したALIENWARE 14が搭載するCPUは「Core i7-4700MQ」(以下,i7-4700MQ),GPUは「GeForce GTX 765M」(以下,GTX 765M)。i7-4700MQはHaswellコアを採用する第4世代CoreプロセッサのクアッドコアCPUで,ベースクロックはノートPC向けらしく2.4GHzと低めながらも,自動クロックアップ機能である「Intel Turbo Boost Technology」により最大3.4GHzに達する。統合されるグラフィックス機能は「Intel HD Graphics 4600」だ。ALIENWARE 14ではNVIDIAのスイッチャブルグラフィックス技術「Optimus」に対応するため,3D描画負荷の高いゲームをプレイするとき以外は,統合型グラフィックス機能を用いることで,消費電力の低減を図っている。

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NVIDIAコントロールパネルからスペックを確認したところ。GTX 765Mのベールクロックはリファレンスだと850MHzなので,若干引き下げられた格好になる。一方,メモリクロックはリファレンスどおりだ
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EVGA製のオーバークロックユーティリティ「Precision X」(Version 4.2.0)でブーストクロックを追ったところ。今回のテスト環境では最大901MHzに達した
 というわけでGTX 765Mだが,こちらはKeplerアーキテクチャを採用するGPUで,シェーダプロセッサである「CUDA Core」の数は768基だ。Keplerアーキテクチャでは,192基のCUDA Coreが,L1キャッシュや16基のテクスチャユニット,ジオメトリエンジンたる「PolyMorph Engine 2.0」などと一緒に,演算ユニットたる「Streaming Multiprocessor eXtreme」(以下,SMX)を構成するため,GTX 765Mでは都合4基のSMXを持つことになる。

 ちなみにこの「SMX数4基」という規模は,デスクトップPC向けの「GeForce GTX 650 Ti」(以下,GTX 650 Ti)などと同じ。動作クロックはさすがにデスクトップPC向けGPUと比べると低いが,GeForce GTX 700M番台ということで,自動クロックアップ機能「GPU Boost 2.0」に対応しているのがポイントだ。ALIENWAREはブーストクロックを明らかにしていないものの,実際に試したときは最大901MHzまで達したので,GTX 765Mが持つGPU性能は,GTX 650 Tiに迫るものである可能性が高い。

 表1は,そんなGTX 765Mのスペックを,GTX 650 Ti,そしてGTX 650 Tiの下位モデルとなる「GeForce GTX 650」(以下,GTX 650)ともどもまとめたものだ。

「?」とある部分は4Gamerによる推測
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 そのほか,型番が公表されているわけではないので,あくまでも「今回入手した個体ではそうだった」という話になる点は注意してほしいが,自己責任での着脱が可能なパーツ類を見てみると,まずメモリモジュールは容量8GBのPC3L-12800 DDR3L SDRAMで,もちろんデュアルチャネルアクセスに対応。mSATA接続のSSDはSamsung Semiconductor製のSerial ATA 6Gbps対応モデル「MZMPC064HBDR」で,HDDのキャッシュ用として機能するようになっている。

入手した個体は,容量64GBのSamsung Semiconductor製のmSATA SSDをキャッシュ用に搭載していた
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スロットイン型の光学ドライブを外すと,その“下”にあるHDDへアクセスできる
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 ならHDDはどこにあるのかという話だが,スロットイン型の光学ドライブを取り外すと姿を見せる。製品名は「WD Scorpio Black」(型番:WD7500BPKT)で,回転数7200rpm,容量750GBのWestern Digital製品だ。システムはHDDにインストールされるが,SSDキャッシュの活用により,体感のストレージ性能はHDDだけのシステムと比べるとかなり速い。

 ちなみに無線LANコントローラは,最新規格であるIEEE 802.11acに対応している。着脱は可能だが,標準で十分なスペックがあるため,取り替える必要はまずないだろう。


GTX 650 TiおよびGTX 650搭載のデスクトップPCと比較

オンラインRPGを想定したテストも実施


 ここまでの内容を基に,今回入手したALIENWARE 14の主なスペックを表2にまとめてみた。2013年7月27日時点で,デルの販売ページにはALIENWARE 14のベースモデルとして「スタンダード」「プレミアム」「プラチナ」と3モデルが用意されているが,今回テストに用いるのは「プレミアム」のBTO標準構成という理解でOKだ。

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 そんなALIENWARE 14の実力検証にあたっては,比較対象として,表3に示したとおりのデスクトップPCを用意した。CPUコア性能でIvy BridgeとHaswellに大きな違いはないため(関連記事),Ivy Bridge世代のCPUから,ALIENWARE 14が搭載するCore i7-4700MQと動作クロックの近い「Core i7-3770T」を用いることにした次第だ。
 一方のGPUは,表1で取り上げた比較対象そのままとなる。CUDA Core数がGTX 765Mと同じGTX 650 Ti,そして,その下位モデルであるGTX 650と比較してみようというわけである。
 なお以下,デスクトップPCは,「i7-3770T+GTX 650 Ti」「i7-3770T+GTX 650」と表記する。

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 表2表3を見比べると,用いているグラフィックスドライバが異なっているが,これは,ALIENWARE 14に,テスト開始時点の公式最新版ドライバ「GeForce 320.49 Driver」を投入できなかったためだ。ALIENWAREはNVIDIAの「GeForce Notebook Driver Program」に参加しているため,今後リリースされるドライバは導入できるようになるはずだが,今回,ALIENWARE 14では入手時にプリインストールされていたドライバを用いるので,この点はあらかじめお断りしておきたい。

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 テスト方法は4Gamerのベンチマークレギュレーション14.0準拠。ただし,GTX 765Mの性能はGTX 650 Tiに若干及ばないものであると推測できることから,「エントリー設定」が用意されているテストでは積極的にそれを用い,「高負荷設定」およびそれに準ずるテストは行わないこととした。また同じ理由から,「3DMark」(Version 1.1.0)では,「Fire Strike」の「Extreme」プリセットを用いたテストは行わず,代わりに「Cloud Gate」を行うことにする。
 ゲームのテストにおける解像度設定は,ALIENWARE 14のネイティブ解像度である1920×1080ドットと,アスペクト比16:9でその“1つ下”となる1600×900ドットを選択した。

 また,このクラスのノートPCでは,オンラインRPGをプレイする人が多いだろうという想定から,「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編」(以下,新生FFXIVベンチ)と「PHANTASY STAR ONLINE 2 キャラクタークリエイト体験版 ver.2.0」(以下,PSO2ベンチ)を追加でテストする。グラフィックス設定は,新生FFXIVベンチが「標準品質」と「最高品質」,PSO2ベンチが「簡易描画設定5」で,いずれも解像度ごとにテストを2回連続で実行し,その平均をスコアとする。
 一方,両テストを行うことでテストスケジュールが押したため,今回は,テストにあたって実際のゲームプレイが必要になる「Crysis 3」と「SimCity」は省略した。


GPUスペックどおりの性能を発揮するALIENWARE 14

FFXIVやPSO2といったオンラインRPGのスコアが優秀


 順にテスト結果をチェックしていこう。
 グラフ1は3DMarkの結果で,Fire Strikeで比較すると,ALIENWARE 14のスコアは,i7-3770T+GTX 650の約116%,i7-3770T+GTX 650 Tiの約79%となっている。ALIENWARE 14が搭載するGTX 765Mが持つポテンシャルは,おおむねGTX 650とGTX 650 Tiの中間,といったところだろうか。

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 グラフ2は「Far Cry 3」のエントリー設定におけるテスト結果で,ALIENWARE 14は,i7-3770T+GTX 650の約131%,i7-3770T+GTX 650 Tiの81〜82%程度と,やはり中間程度の位置に納まっている。1600×900ドットで,レギュレーション14.0が及第点とする平均30fpsを超えてきている点は評価していいだろう。

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 「BioShock Infinite」の「High」設定を用いたベンチマークの結果がグラフ3だ。ここでも傾向は大きく変わらず,ALIENWARE 14は,i7-3770T+GTX 650の115〜116%程度,i7-3770T+GTX 650 Tiの79〜80%程度というところに落ち着いている。
 実フレームレートでいうと,ALIENWARE 14が,レギュレーション14.0で合格点とする平均40fpsを1920×1080ドット解像度で大きく上回っているのが目を引くところだ。

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 次にグラフ4は「The Elder Scrolls V: Skyrim」(以下,Skyrim)のエントリー設定における結果となる。
 Skyrimのテストにあたっては公式の高解像度テクスチャパックを導入しているため,グラフィックスメモリに対する負荷が大きくなっている。ゆえに,筐体の熱設計という制約からメモリクロックが低くなるノートPC向けGPUはどうしても不利になるのだが,それでもALIENWARE 14はi7-3770T+GTX 650に6〜7%のスコア差を付けた。しかも,1920×1080ドット解像度で,レギュレーションが合格点とする平均40fpsを上回ってきている。
 Skyrimをプレイできるだけの性能が,ALIENWARE 14には備わっているわけだ。

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 一方,「F1 2012」のように,グラフィックスメモリ負荷の低いタイトルだと,ALIENWARE 14は,i7-3770+GTX 650に対して26〜27%程度と,大きなスコア差を付けるようになる(グラフ5)。1920×1080ドットで合格点となる60fpsを超えており,F1 2012を前にしたときの性能は申し分ない。

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 グラフ6,7は新生FFXIVベンチの結果だが,ALIENWARE 14は,標準品質でi7-3770T+GTX 650の約122%,i7-3770T+GTX 650 Tiの89〜91%程度,最高品質に至ってはi7-3770T+GTX 650の132〜133%程度,i7-3770T+GTX 650 Tiの94〜97%程度と,かなり善戦している。標準品質なら,スクウェア・エニックスが「非常に快適」とするスコア7000を超え,最高品質でも「快適」の水準であるスコア3500〜4999の中に収まっている点は要注目だ。

※いずれも,グラフ画像をクリックすると,平均フレームレートのグラフを表示します
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 グラフ8はPSO2ベンチの結果だが,ここでもALIENWARE 14の頑張りが目を引く。そのスコアは,i7-3770T+GTX 650に対して44〜53%程度も高いのだ。ファンタシースターオンライン2は最近のゲームタイトルのなかだとグラフィックスメモリ負荷の低いタイトルだが,そうなると,GTX 765MはGTX 650にこれだけのスコア差をつけられるというわけである。
 ちなみに解像度1920×1080ドットにおけるALIENWARE 14の6477という実スコアは,セガが「快適な動作を実現する」というスコア5001を大きく上回っている。

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消費電力の低さが光るALIENWARE 14

バッテリーのみで1時間半のゲームプレイが可能


ACアダプターはALIENWARE M14xに引き続き薄型タイプを採用している
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 ノートPCということで気になる消費電力はどの程度か。今回は,本体底面を開けてバッテリーパックを取り外した状態で,ALIENWARE 14の消費電力をデスクトップPCと比較してみたい。
 テストには,ログの取得が可能なワットチェッカー「Watts up? PRO」を利用。OSの起動後30分放置した時点を「アイドル時」,各アプリケーションベンチマークを実行したとき,最も高い消費電力値を記録した時点を,タイトルごとの実行時としている。

 その結果がグラフ9で,ALIENWARE 14は,アイドル時に28W,アプリケーション実行時に101〜127Wと,デスクトップPCと比べてかなり低いスコアを示した。ALIENWARE 14は液晶パネル込みのスコアであるのに対し,デスクトップPC側はシステム単体であることを踏まえるに,ALIENWARE 14における消費電力の低さは賞賛していいだろう。とくに,i7-4700MQ自体が持つ省電力性と,OptimusによるGTX 765Mへの電力供給カットが効いているアイドル時のスコアは見事だ。

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 では実際のところ,この省電力性により,どれだけのバッテリー駆動時間を期待できるのだろう。Futuremark製のバッテリーベンチマーク「PowerMark」(Version 1.1.1)を実行してみたい。液晶パネルの輝度は,バッテリー駆動時のデフォルトとなる「12%」。LEDイルミネーション,無線LANはいずれも有効とした状態でテストを行うことにした。
 PowerMarkは,ワープロソフトによる文書編集とWebブラウジングを交互に実行する「Productivity」と,3Dアプリケーションの実行とビデオ再生をやはり交互に行う「Entertainment」,ProductivityとEntertainmentを交互に実行する「Balanced」の3ワークロードからなっている。いずれのワークロードにおいても,満充電からバッテリー残量が5%になるまでの時間を計測するというものなので,3Dゲームのプレイ時間を推し量るにはEntertainmentワークロードが重要ということになる。

 というわけでスコアはグラフ10のとおりだが,Entertainmentワークロードにおけるスコアは92分。つまり,ACアダプターによる電源供給がなくとも,約1時間半は3Dゲームをプレイできるわけである。

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 最後に,冷却システムの実力をチェックしておこう。ここでは,システムへ100%の負荷をかけ続けるストレスツール「OCCT」(Version 4.4.0)と,3DMarkを同時実行。3DMarkのFire Strikeテストが完走するまでの間に最も高い消費電力値を記録した時点を「高負荷時」として,アイドル時ともども,CPUとGPUの温度を取得することにした。CPU温度の取得にはモニタリングツール「HWMonitor Pro」(Version 1.16),GPU温度の取得にはGPU情報表示ツール「GPU-Z」(Version 0.7.2)をそれぞれ用いる。
 なお,テスト時の室温は24℃。ALIENWARE 14は机に置いた状態,デスクトップマシンはケースに組み込まない状態での検証となる。

 その結果はグラフ11,12のとおり。ゲームプレイ中にCPU負荷が100%へ張り付くケースはまず起こり得ないため,「最悪の状況化でGPUをきちんと冷却できるか」というところが見どころになるわけだが,ALIENWARE 14でGPU温度は高負荷時にも63℃。まったく問題のないレベルであり,搭載する冷却システムは十分な性能を持っていることが確認できる。

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GTXクラスのGPUを搭載するノートPCとして屈指の小ささ

ちゃんとゲームに使える小型PCを求めているなら“一択”


 現在,日本市場で流通するゲーマー向けノートPCは,その多くが15.6インチクラスかそれ以上のサイズとなっている。実際,ALIENWAREのノートPCもALIENWARE 14以外は17インチもしくは18インチと巨大だ。GPU性能の強化と,それに伴う発熱量の増大に合わせて,ゲーマー向けノートPCはどんどんと大きくなっているのである。
 もちろん,11〜14インチクラスのゲーマー向けノートPCも探せないことはないが,今度は搭載するGPUのスペックが低いという問題に直面してしまう。そうなると当然,最新世代の3Dゲームを前にすると,性能が足りないというケースが出てくることになる。

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 その点ALIENWARE 14は,最新世代の3Dオンラインゲームを快適にプレイでき,さらに,最新世代のグラフィックスを採用するタイトルも十分に動かせるレベルの性能を,14インチクラスの筐体で実現できている。2013年7月下旬時点の日本市場において,そんな製品はほかにない。
 ゲーマー向けノートPCを買おうと思ってPCショップなどへ出かけ,その巨大さに臆した人も少なくないと思われるが,ALIENWARE 14は,そういった人達にとっての最適解となり得る。コンパクトさも3D性能も使い勝手も一切妥協したくないというワガママなPCゲーマーにとって,ALIENWARE 14は“一択”のノートPCなのだ。

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