Joseph Tung氏
![画像集#002のサムネイル/[E3 2010]「Halo:Reach」はBungie史上最も挑戦しがいのある作品だった。上級プロデューサーによるプレゼンをレポート](/games/092/G009267/20100617038/TN/002.jpg) |
E3 2010の2日めとなる現地時間2010年6月16日,Microsoftブースにて,
「Halo: Reach」の上級プロデューサー・
Joseph Tung氏によるゲームメディア向けプレゼンテーションが行われた。
Halo: Reachは,開発能力に定評のあるBungieがXbox 360専用に開発した,人気FPSシリーズ「Halo」の最新作となる作品だ。Tung氏は,
「Haloシリーズの開発を担当したBungieにとって,最も挑戦しがいのある作品だった」と,Halo: Reachを位置づける。
戦略性とアクション性を大きく拡張する空中戦や,一撃必殺の暗殺,充実したカスタマイゼーションなどを盛り込むことによって,シングル・マルチプレイとも,大幅なパワーアップを果たしたという。
E3 2010で,Halo: Reachの出展はなかったのだが,マルチプレイに関する実力の一端は,
4月22日掲載の先行体験レポートや,
5月15日の記事で触れた「パブリック マルチプレイヤー ベータ」で確認済みという読者も多いだろう。
さて,氏のプレゼンテーションでは,キャンペーンモードのミッション「LONG NIGHT OF SOLACE」から,E3バージョンとされるものが紹介された。本ミッションはゲーム序盤ではなく,中盤あたりでプレイすることになるミッションだそうだが,敵やオブジェクトの配置は相変わらず絶妙。AIも適度に賢く,見ているだけでも攻略しがいのあるミッションであることが理解できた。Tung氏いわく「コヴナントの侵攻がフルコースで楽しめるミッション」とのことである。
Haloシリーズ3部作の前日譚という位置付けのHalo: Reachでは,地球の最終防衛ラインである惑星「リーチ」で,人類の存亡をかけた最重要任務を遂行する「ノーブルチーム」と,冷酷なコヴナントとの死闘が描かれる。緻密にデザインされた地形やグラフィックスのクオリティに関しては言わずもがなだが,「人物描写にもかなり注力した作りになっている」とのことなので,ストーリー展開にも大いに期待できそうだ。
プレゼンテーション後半では,敵の波状攻撃を次々と撃破していくというマルチプレイモード「FIREFIGHT」のデモ映像も披露された。
「Halo 3: ODST」でも好評だったFIREFIGHTだが,マッチング機能がやや弱く,フレンドがオンラインでないと遊びづらいという弱点を抱えていた。その点Halo: Reachでは,マッチング機能が強化され,フレンドが不在でも,自動的に3人の仲間を見つけることができるようになるらしい。
加えて,FIREFIGHTのルール設定なども改良されており,敵のウェーブ構成を設定したり,欲しいスキルを設定したり,好みの武器セットをカスタマイズしたりと,さまざまな遊び方ができるようになるとのことだ。
海外では2010年9月14日,日本では9月15日に発売予定のHalo: Reach。Tung氏によると,「事実上,全世界で同時発売されるようなものなので,オンラインプレイで退屈させることはない。ゲーム内容も,基本的な部分に関しては全世界共通」とのことなので,Haloファンは発売日をお楽しみに。