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AMD,コンテンツ制作向けグラフィックスカード「Radeon Pro WX」の出荷を開始。最上位モデルは発表時よりもスペックを強化
これらは2016年7月に発表済みの製品で,第4世代の「Graphics Core Next」(以下,GCN)アーキテクチャを用いて,14nm FinFETプロセスで製造される新GPUを搭載している。ただ,最上位のRadeon Pro WX 7100だけは,発表時点と比べてスペックが若干変更となった。
具体的には,演算ユニットである「Compute Unit」(以下,CU)数が,当初発表にあった32基から36基,シェーダプロセッサである「Stream Processor」(以下,SP)は2048基から2304基へと増量されており,これにともない,単精度浮動小数点演算性能は約5TFLOPSから約5.7TFLOPSへと向上している。GDDR5メモリを採用し,グラフィックスメモリ容量は8GBという点に変更はない。
一方,Radeon Pro WX 5100は,CU数が28基でSP数は1792基。グラフィックスメモリとして容量8GBのGDDR5メモリを搭載し,単精度浮動小数点演算性能は約3.9TFLOPSに達する。
下位モデルであるRadeon Pro WX 4100は,CU数が16基でSP数は1024基。グラフィックスメモリとして容量4GBのGDDR5メモリを搭載しており,単精度浮動小数点演算性能は約2.46TFLOPSになるとのことだ。
[SIGGRAPH]AMD,コンテンツ制作向けの青いグラフィックスカード「Radeon Pro」立ち上げ。容量1TBのSSDフレームバッファを持つ特別版「SSG」を予告
AMDのRadeon Pro WXシリーズ製品情報ページ(英語)
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