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Mionixの心拍数&発汗センサー搭載マウス「NAOS QG」が世界市場で販売開始。国内販売の予定もあり
同社直販サイトでは予約受け付けを開始しており,出荷開始日は10月28日の予定。北米向けの価格は129.99ドル(税別)となっている。また,Mionixの国内販売代理店であるゲートによると,価格や発売時期は未公表ながら,国内発売も予定しているとのことだ。
NAOS QGが心拍数センサーや発汗センサーを使って何ができるかについては,CES 2015でのレポート記事に詳しくあるが,簡単にいえば,各センサーで読み取った心拍数や発汗といった情報を,ゲーム画面上にオーバーレイ表示することが可能となっている。要は,プレイヤーが緊張しているか,それともリラックスしているかを画面で見られるマウスというわけだ。
初披露から製品版の発表まで,1年9か月を要しただけに,マウス本体やソフトウェアのデザインは,ギリギリまで調整が続けられたようだ。発表された製品版の写真を,2016年5月にMionixが公表した写真と見比べると,ボディやボタン類の形状は同じであるものの,心拍数及び発汗センサーの位置が異なっており,種類も違うもののように見える。
CES 2015でMionixスタッフに説明を受けたときも,センサーの位置をどこに設置するのが最適なのかは,調整が続いているという話だったが,結局最後まで,設置位置の最適化は試行錯誤を続けることになったようだ。
Mionixでは,ドライバソフトで取得した情報をゲームやツール類で使うためのAPIも公開中とのことで,オーバーレイ表示のUIだけでなく,ゲーム側の機能として,センサーの情報を利用することも可能となっている。
マウスとしての基本的な情報も見ておこう。
搭載するセンサーは,PixArt Imaging製の光学センサーである「PMW3360」で,トラッキング速度は250IPS。最大加速度は未公開だ。ボタン構成は,左右メイン,センタークリック機能付きスクロールホイールのほか,スクロールホイール隣接×2,左サイド×2の計7ボタンとなっている。各ボタンへの機能割り当ては,Mionixの設定ソフトでカスタマイズ可能とのこと。
国内での発売時期や価格は気になるところだが,NAOS QGに注目していた人にとっては,手に入るまであと少しの辛抱となりそうだ。
●NAOS QGの主なスペック
- 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン:左右メイン,センタークリック機能付きスクロールホイール,スクロールホイール隣接×2,左サイド×2
- トラッキング速度:100IPS
- 最大加速度:30G
- フレームレート:最大12000fps
- 画像処理能力:未公開
- トラッキング解像度:最大12000 DPI
- レポートレート(ポーリングレート):1000Hz
- データ転送フォーマット:未公開
- リフトオフディスタンス:未公開
- 本体サイズ:未公開
- 重量:152g
- マウスソール:PTFE
- ケーブル長:2m
- 対応OS:未公開
- 価格:129.99ドル(税別)
MionixのNAOS QG 製品情報ページ(英語,Webブラウザによっては正常に表示されない可能性あり)
Mionix 公式Webサイト
「NAOS QG」を発表
Malmo, Sweden . September 20th, 2016
スウェーデンのゲーミングデバイスメーカー Mionix(本社 :スウェーデン マルメ)は、ユーザーの身体反応をリアルタイムにモニターし、共有することのできるマウス「NAOS QG(Quantified Gaming)」の発売を発表しました。
価格は$129/€129で、日本国内でも発売を予定しております。
このMionixによる新たなゲーミングマウスは、クラウドファウンディングサービス「Kickstarter」とライブストリーミング配信サービス「Twitch」のユーザーコミュニティとのコラボレーションによって開発されました。Mionix NAOS QGマウスは搭載されたセンサーによって、ユーザーの生体情報とマウスの動作を測定し、収集されたデータをゲームプレイ画面にオーバーレイ表示させることが可能です。
ユニークなグレーのカラーのマウスには、最先端のPMW-3360センサーが搭載され、開発用のオープンAPIも提供されます。またNAOS QGは9月30日から10月2日の間、カルフォルニア・サンディエゴで開催される「TwitchCon」で展示される予定です。
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