Apple，シリーズ初のM1プロセッサ採用で性能向上した「iPad Air」第5世代モデルを3月18日発売

　北米時間2022年3月8日，Appleは，同社独自のプロセッサ「Apple M1」を搭載する「iPad Air」の第5世代モデル（以下，iPad Air Gen 5）を3月18日に国内発売すると発表した。
　iPad Air Gen 5は，MacBookシリーズやiPad Proシリーズと同じアーキテクチャのプロセッサを採用することで，大幅な性能向上と5G通信への対応を実現したのが特徴だ。

iPad Air Gen 5。カラーバリエーションは左からスペースグレイ，スターライト，ピンク，ブルー，パープルの5色を用意する

　価格は，最も安価な内蔵ストレージ容量64GBのWi-Fiモデルが税込7万4800円，最も高価な内蔵ストレージ容量256GBのWi-Fi＋セルラーモデルが税込11万800円となっている。

●iPad Air Gen 5：Wi-Fiモデル

• ストレージ容量64GBモデル：7万4800円
• ストレージ容量256GBモデル：9万2800円

●iPad Air Gen 5：Wi-Fi＋セルラーモデル

• ストレージ容量64GBモデル：9万2800円
• ストレージ容量256GBモデル：11万800円

　ディスプレイには，同じ10.9インチサイズ，解像度1640×2360ドットのIPSパネル「Liquid Retina Display」を採用しており，ボタン配置を含めた外観は，ほぼ前世代の第4世代iPad Airと同じようだ。「電源/スリープ」ボタン（トップボタン）に，指紋認証センサー「Touch ID」の機能を組み込んでいることも変わっていない。顔認証機能「Face ID」に対応しない点も同様だ。

第2世代Apple Pencilによるスタイラス入力にも対応。本体側面に磁石で貼り付けて充電する機能も備える

　iPad Air Gen 5が，M1プロセッサを採用したことで大幅なスペック向上を実現したことで，上位モデルであるiPad Proの11インチモデルが霞んでしまいそうな感もある。ゲームのより快適な動作が期待できるうえ，別売りキーボードと組み合わせてのPC的な使いかたも，より一層，実用的になるだろう。

前世代と同様に，電源コネクタはUSB 3.1 Gen 2 Type-Cであり，PC・Mac用のUSB接続型周辺機器を使いやすくなった

表　iPad Air Gen 5の主なスペック

メーカー	Apple
OS	iPadOS 15
ディスプレイパネル	10.9インチIPS液晶（Liquid Retina Display），解像度1640×2360ドット
プロセッサ	Apple M1（8コアCPU，8コアGPU）
メインメモリ容量	8GB
ストレージ	64GB，256GB
アウトカメラ	約1200万画素，F値1.8
インカメラ	約1200万画素，F値2.4，視野角122度
対応5Gバンド	Band 1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/29/30/38/40/41/48/66/71/77/78/79（Wi-Fi＋Cellularモデルのみ）
対応LTEバンド	Band 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/14/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/32/34/38/39/40/41/42/46/48/66/71（Wi-Fi＋Cellularモデルのみ）
対応3Gバンド	Band 850/900/1700/1900/2100MHz（Wi-Fi＋Cellularモデルのみ）
無線LAN対応	Wi-Fi 6（IEEE 802.11ax）
Bluetooth対応	5.0
バッテリー容量	28.6Wh
インタフェース	USB 3.1 Gen 2 Type-C
公称本体サイズ	178.5（W）×247.6（D）×6.1（H）mm
公称本体重量	約461g（Wi-Fiモデル），約462g（Wi-Fi＋Cellularモデル）
本体カラー	スペースグレイ，スターライト，ピンク，ブルー，パープル

AppleのiPad Air製品情報ページ