2004/09/09 18:57 |
昨日のニュースで掲載が間に合わなかった,PSPの動作映像を紹介しよう。
Windows上でのシミュレータでの実行画面と実機での実行映像。とくに派手なことをしているわけではないが,シミュレータ上でもきっちり動くことと,実機での動作の軽さが印象的だ。
GDCでも公開されていたスキニングを使ったデモ画像。PSPでは8行列までを渡して滑らかなスキニング処理ができる。8行列というのがやや微妙なところだが,たいていの部分には間に合うだろう。DirectXと同様の行列パレットスキニングが用意されれば,ハードウェアの同時サポート行列数は関係なくなるので,ソフト次第ということだ。 なお,背景のハイライトから光が漏れている部分は,HDRとか後処理といったものではなく,単なるフォグ処理だ。
デプスキューイングによる被写界深度設定のデモ。PCではVoodoo4以来の技術で目新しさはないが,このデモでは,ぼかし処理にVPUが使われているような解説があった。PCでは,一度レンダリングした画像の縮小版にバイリニアフィルタをかけて拡大&バイリニアフィルタ処理などといった工程で,あまりCPUを使わずに処理するものなのだが,この例ではVPUを整数SIMD処理機のようにして画像の加工に使っているようだ。プレイステーションシリーズでは毎度のことではあるが,グラフィックで実現される機能にはCPUやVPUユニットを使うものがかなり多そうだ。 (aueki)
→デモ映像のダウンロードは「こちら」(MPEG1:53MB)
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