ハイファイブ・エンターテインメント,封神演義ベースのMMORPG「天道オンライン」を今秋にサービス開始!
ハイファイブ・エンターテインメントは,韓国リザード インタラクティブ社と契約し,MMORPG「天道オンライン」の日本国内サービスを,2006年秋に開始すると発表した。
天道オンラインは,リザード インタラクティブが開発/運営する,封神演義ベースの3D MMORPG。プレイヤーは「殷」と「周」の陣営に分かれて,「関門戦」「内乱戦」「国家戦」という三つの大規模戦争が楽しめるという。 「関門戦」は,殷と周を隔てる関門(全部で5か所)を舞台とした大規模戦闘。関門を占領した陣営は,その関門を通過するキャラクターから税金を徴収できるようになる。 「内乱戦」は,国家内のギルド同士によって支配権を求めて争われる。勝利を収めたギルドのマスターは,その国家の皇帝になり,名誉と利権を手中に収める。 殷,周のいずれかの陣営が,五つの関門を支配すると,「国家戦」が楽しめる。これは文字どおり国家(陣営)間の大規模戦争となり,勝利側は多大な戦利品を獲得できるという。
またプレイヤー達は,二つの陣営に分かれるだけでなく,「妖怪」「悪鬼」「魔獣」「半人」「猩々」という五つの種族のうち,どの種族を多く倒すかによって,各種族との関係が変化するという要素もある。各種族との友好度/敵対度が,具体的にどのような影響を及ぼすのかは不明だが,なかなか気になる仕様である。
6月5日から「ブライトキングダム オンライン」のブラッシュアップ期間を開始するハイファイブ・エンターテインメントだが,以前の発表会では,「アリアスストーリー」「WSW」(中国名:三国鼎立)という2タイトルのサービス予定が発表されていた。なので,ハイファイブの運営第二弾タイトルも,アリアスストーリーもしくはWSWになるのではないかと考えていた人が多いだろう。おそらくこのタイミングでの天道オンラインの投入は,「可愛らしく,誰でも気軽にプレイできる」ブライトキングダム オンラインとの差別化を図るため,意図的に決定されたものなのではないだろうか。 グラフィックスを見れば分かるように,天道オンラインのキャラクターデザインは,ブライトキングダム オンラインのそれと比べてかなりシリアスだし,ゲーム性に関しても,「対人戦特化型」といえる性質を備えている。ベースとなる世界設定にも大きな違いが認められることもあり,同社のMMORPG第二弾としては,クレバーな選択といえるかもしれない(少なくとも,自社運営タイトルとしての差別化には成功しており,両作品で深刻なプレイヤーの奪い合いが発生するとも考えづらい)。 すでに韓国,台湾,中国でのサービスが展開されている天道オンライン。ゲームとしての完成度はすでに高い状態なので,2006年秋のサービス開始に向けての問題は,ほぼローカライズ作業だけと考えられる。ブライトキングダム オンラインに関しては,ゲーム内メッセージの翻訳に留まらず,グラフィックスや仕様にまで手を加えるという「日本語ではなく日本化」を目指すハイファイブ・エンターテインメントだけに,天道オンラインの日本運営にも,大きな期待が持てそうだ。今後の続報にも期待してほしい。(大路政志)
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天道オンライン |
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ブライトキングダム オンライン |
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