レトロゲーム配信サイト「プロジェクトEGG」は本日(6月20日),新タイトルとしてFM-7版「覇邪の封印」の発売を開始した。価格は735円(税込)。 本作は1986年に工画堂スタジオから発売されたファンタジーRPGで,対応機種は今回のFM-7以外にもPC-8801やX1。翌年にはファミリーコンピュータやMSXにも移植されるなど,1980年代中頃の“RPG全盛期”の一角を支えた一本だ。発売当時は布製マップとメタル製フィギュアがおまけで付いていたが,さすがに今回はありませんが,まあ,もちろん,進行に(絶対!)必要不可欠なマップはゲームに付属するオンラインマニュアルに掲載されているので安心だ。 復活した魔王を倒すため,伝説のアイテム「覇邪の封印」を求めて勇者が冒険するという,これ以上考えられないくらいの王道ストーリーだが,最初は自分のいるマスしか見えないなど,かなりの難度の高さを記憶している人も多いのではなかろうか。 なにしろ,クリアしたプレイヤーに工画堂から終了認定書が発行されていたほどなのだが,さすがこれも,現在は行われていないので,終了データをメーカーに送らないように。 というわけで,中途で投げちゃった人も結構いると想像される「覇邪の封印」だが,20年ぶりに再挑戦,オレの20年の歳月を見せてやるぜ。……ああ,難しい。というのも面白いかも。(松本隆一)
「覇邪の封印」FM-7版 工画堂スタジオ 735円(税込) (C)KOGADO STUDIO (C)ProjectEGG (C)D4Enterprise,Inc.
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