Creative,“ノートPC用X-Fi”発表――残念ながら音楽鑑賞向け
Sound Blaster X-Fi Xtreme Audio Notebook
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Creative Technologyの日本法人であるクリエイティブメディアは,ExpressCard/54スロット用サウンドカード「Sound Blaster X-Fi Xtreme Audio Notebook」を発表した。2007年5月下旬発売予定で,直販サイト「クリエイティブストア」における価格は1万2800円(税込)。
勘のいい人は“Xtreme Audio”という製品名を見ただけで気づいたかもしれないが,同製品は「X-Fi CMSS-3DとX-Fi Crystalizerをサポートする」という,2006年秋以降に拡張されたX-Fiブランドの定義をクリアする,音楽鑑賞向けの製品。X-Fi Xtreme Fidelityチップを搭載しているわけではないため,対応APIはDirectSound/同3Dのほか,OpenAL,EAX 1.0〜EAX ADVANCED HD 4.0となり,もちろん,100%のハードウェア処理ではない。この事実に,ExpressCard/54スロット用ということも踏まえると,「オンボードサウンド以上の音質で,ノートPCからサウンドを楽しみたい」人向けということになりそうだ。
製品ボックス
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普段ExpressCard/54スロットを装備するノートPCでゲームをプレイしていて,内蔵スピーカーの音質に我慢がならないと思っていた人にとっては,USBサウンドデバイス以上にスマートな音質向上手段となるだろう。ノートPCにこそハードウェア処理のサウンドカードが欲しいと思っていた人には残念なアナウンスだが……。
なお,外部インタフェースはヘッドフォン出力兼光デジタル出力×1,マイク/ライン入力兼光デジタル入力×1。このほか標準で,アナログ7.1ch出力を可能にする「スピーカードッキングモジュール」が付属する。
ご覧のとおり,端子はミニピンコネクタ。いずれも最高24bit/96kHz対応となる
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Sound Blaster X-Fi Platinum Fatal1ty Champion Seriesの製品ボックス。それにしても長い製品名だ
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このほかクリエイティブメディアは,PCI接続サウンドカードシリーズとしてのSound Blaster X-Fiについて,若干のモデルチェンジを行ったので,こちらも併せて紹介しておきたい。 まず,最上位モデル「Sound Blaster X-Fi Elite Pro」には,Windows Vista対応ドライバが標準添付となる。また,「Sound Blaster X-Fi Fatal1ty」は,同じくWindows Vista対応ドライバが標準添付となるのだが,同時に製品名が「Sound Blaster X-Fi Platinum Fatal1ty Champion Series」へと変更されたので要注意。いずれも2007年5月中旬から新しい製品ボックスでの流通が始まる予定となっている。(佐々山薫郁)
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