[韓国ゲーム事情#741]「マビノギ」,韓国テストサーバーにジェネレーション7を実装
Kimの韓国最新PCゲーム事情#741
「マビノギ」,韓国テストサーバーにジェネレーション7を実装(2007/6/29)
Text by Kim Dong Wook特派員
韓国Nexonは,MMORPG「Mabinogi」(邦題 マビノギ)のテストサーバーに,「ジェネレーション7」(以下,G7)を6月27日に実装した。 G7のメインテーマは“水”であり,例えば,いかだに乗って川を移動しつつ,川辺にいるモンスターと戦うことが可能だ。また,密林や泥沼などのマップも用意されており,これまでとは雰囲気の異なるマップでの冒険を楽しめそうだ。
G7で最初に公開されるエリア「クルクレ」(Courcle)は,原住民の村,サバンナ地帯,泥沼地帯などからなり,シマウマ,食虫植物,巨大トンボといった新しいモンスターが登場する。このエリアにのみ登場するカバに乗り,川を渡るといったこともできるという。 いかだに乗るには,クルクレの中心部を流れるスイトゥー(Suytu)川の船着場で,パーティ単位でいかだを用意する必要がある。移動しながら戦うときには,いかだを漕ぐ人と戦う人との協力が不可欠となりそうだ。
またG7では,遺物の鑑定や復元といった要素も追加される。クルクレで発見した遺物をNPCに渡すことで,その価値を鑑定してもらうことが可能。鑑定が済んだアイテムは,NPCに復元してもらうことによって,完全な状態に戻せるのだ。 とはいえ,必ずしも復元が成功するとは限らない。成功すれば,その遺物の価値は高まるが,失敗するとゴミになってしまうこともあるという。
G7で追加されるスキル「調練」は,モンスターを部下として従えたり,訓練させたりできるというもの。訓練を行える条件はモンスターごとに異なり,例えば夜だけ訓練できる,特定の種族のキャラクターだけ訓練できる,モンスターの生命力が一定まで低下すると訓練できるといった具合だ。 調練に成功すると,モンスターに乗って移動したり,ほかのモンスターを威圧して戦意を失わせたりできる。ただし,モンスターが強ければ強いほど,調練の成功率は低下していくとのこと。
これまで韓国では,エルフ/ジャイアントの変身の1段階と2段階が実装されていたが,G7では,3段階と4段階が追加される。また,ジャイアント用の甲冑をはじめとする新コスチュームも登場する。
本作の開発を統括している,devCAT studio 1室 室長 イ・ヒヨン氏によると,G7の“水”というテーマを強調するために,水上(いかだ)での戦闘要素を盛り込んだという。 また同氏は,「これまでとは異なる雰囲気を持つマップやモンスターなどを企画しました。今後のアップデートでもさまざまなコンテンツを追加する予定なので,ぜひ期待してください」とコメントしている。
なお4Gamerでは,イ・ヒヨン氏をはじめとする,devCAT studioのスタッフへのインタビュー記事を掲載している。G7のアップデート内容などに関する話を聞けたので,こちらもぜひ読んでみてほしい。
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